背景と目的
近年、宇宙分野の進歩は激しく、通信・観測衛星のコンステレーションや再使用型のロケットなど、大規模複雑なシステムの開発が活発になっています。また、大規模複雑なシステムの開発を確実に実施するため、システム開発の方法論にもデジタルエンジニアリングが導入され、MBSEなどの最新開発方法論の適用が世界的に進みつつあります。加えて、日本政府が2024年3月に策定した「宇宙技術戦略」でもMBSE等を活用したシステム技術の重要性が指摘されています。そこで、本提案においては、慶應SDMが行ってきた「アーキテクト人材育成の教育プログラム」と、共同参画機関が行ってきた航空宇宙工学分野における「実践的知見と機会」を統合することで、MBSEを活用する宇宙アーキテクト人材の育成を目指します。