都市学ギャラリー

2022年8月1日

  • 河川・海岸
  • 歴史的建造物

水害に強い鳳凰堂

写真6

平等院鳳凰堂は前面の池に映る姿も含めて美しい建造物ですが,その翼廊部分は高床式のピロティ構造をしています.

これは洪水対策や浸水することを想定して作られたものかもしれません.

(2020年3月10日 京都府宇治市 平等院鳳凰堂 撮影:伊吹壮太)

新型コロナウイルスや経験したことの無い災害に不安を感じている現在,その姿に改めて心を惹かれました.

実際に鳳凰堂周辺は過去に何度も宇治川の氾濫を受けています.

疫病や自然災害に見舞われた平安時代後期の精神的拠り所として1053年に建立された水上の宗教建築物の姿は現在も10円玉に描かれています.

【2022年度「都市学入門」個別ゼミナールでのテーマ調査成果】

参考文献

1.松浦茂樹,宇治川と宇治平等院,土木史研究,Vol.10, pp. 169-174, 1990.

2.植村善博ら,京都歴史災害研究,Vol. 7,pp. 1-24, 2007.