都市学ギャラリー

2022年8月1日

  • まちづくり・都市計画

夜景から再開発の歴史を思う

あべのハルカス_small

天王寺・阿倍野地区にはきれいな夜景が広がっています.

かつて,この地域では老朽木造建築の密集が災害時の危険性や居住性の観点から問題となり,阿倍野地区二種市街地再開発事業が実施されました.

(2022/3/22 大阪府天王寺区 あべのハルカス ハルカス300より 撮影:伊坂直翔)

長期化した再開発

再開発事業により商業施設や高層住宅整備が進みましたが,地権者との交渉が難航し,42年間にもおよぶ大事業となりました.

天王寺区には今も比較的多くの木造密集市街地があります.地震や火災のリスクに備えた対策が必要です.

【2022年度「都市学入門」個別ゼミナールでのテーマ調査成果】

参考文献

1.大阪市,阿倍野地区第二種市街地再開発事業,2020年2月13日掲載,2022/8/1閲覧

https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000021614.html

2.秋元理沙,まだら的都市の解読 : 天王寺周辺の調査・分析を通して,芸術工学会誌,Vol. 51,p. 70-71,2009.

3.国土交通省,「地震時等に著しく危険な密集市街地」について,2012年10月12日掲載,2022/8/1閲覧

https://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000102.html