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2025年6月3日
工学研究科の高井 飛鳥助教が「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」で起立支援装置の展示&シンポジウムを開催
2025年5月20日(火)から26日(月)までの7日間、フューチャーライフヴィレッジにて実施された『未来社会ショーケース事業』「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」において、工学研究科の高井 飛鳥助教らが研究・開発を行っている起立支援装置を展示しました。
会場では、高井助教および工学研究科機械系専攻知能システムグループの学生たちが来場者に向けて起立支援装置の仕組みや特徴を説明し、体験のサポートを行いました。体験者からは、「力を全く使わず、立つことができた」「楽に立ち上がれるので、高齢者にとってとても良い装置だと思う」など、装置の有用性を実感したという声が寄せられ、体験後には笑顔を見せる様子も見られました。
また5月21日(水)には、起立支援装置の共同開発者である医学研究科の池渕 充彦講師、リハビリテーション学研究科の杉山 恭二講師、医学部附属病院の加藤 良一先生、開発に携わった工学研究科 博士前期課程2年の楠井 厚也さんによるシンポジウムを、フューチャーライフヴィレッジ内のFLEステージにて開催。
医療機器の開発における「医工連携」の重要性や起立支援装置の共同開発に至った経緯、起立動作に着目した理由、さらにハビリテーションの現場において医療従事者が考えていることをいかに機械設計に反映させていくかについて紹介しました。また、会場での展示に向けて改良を加えた起立支援装置の概要についても説明を行いました。
今回の展示やシンポジウムは、未来の暮らしを支える技術として、起立支援装置の可能性を多くの来場者に伝える貴重な機会となりました。
展示期間の支援回数
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
361回 | 298回 | 329回 | 329回 | 292回 | 417回 | 202回 | 2227回 |
展示の様子
シンポジウムの様子
高井助教
池淵講師
杉山講師
加藤先生
楠井さん
会場の様子
関連情報
大阪公立大学大学院工学研究科 機械系専攻 知能システムグループWebサイト
起立支援装置 Sit-to-Stand Assistance Deviceについて
問い合わせ先
広報課
TEL:06-6967-1834