学長メッセージ

持続可能な未来社会を創成する「知の拠点」を

めざして

大阪公立大学は、140年以上の歴史と伝統を受け継ぐ大阪市立大学と大阪府立大学が20224月に統合し、12学部・学域、15大学院研究科を擁する日本最大の公立総合大学として誕生しました。広範な研究分野をもつ新たな総合大学となった強みを最大限に活かし、多様な高度専門知を融合して新たな価値を創造するとともに、多角的視点から現代社会の複雑な課題解決にとりくみ、持続可能な未来社会の創成に貢献する「知の拠点」をめざして邁進しています。

「イノベーションアカデミー」事業では「産学官民共創リビングラボ」機能を、大学が持つすべてのキャンパスに配置し「ネットワーク型イノベーションエコシステム」の構築を進めています。ここでは、産学官民が課題を共有し、課題解決のためのプロジェクトをデザインし、その推進において「リビングラボ」として社会実装に向けた実証実験を繰り返します。そこから新しい価値の創造と、新しい社会に向けた提案が生まれ、その過程で、人材が育成され、スタートアップ企業が生み出されます。

 この「イノベーションアカデミー」事業では、産学官民がそれぞれの強みを活かして力を合わせることが何よりも大切です。大阪府、大阪市、堺市のご理解とご協力を得て、「企業版ふるさと納税」のメリットを活かした、企業の皆様からのご寄附が可能となっております。ぜひ、ご寄附等を通じて産学官民共創の輪に加わっていただき、イノベーションアカデミー事業推進にご協力賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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大阪公立大学 学長
櫻木 弘之