2024年度プログラム
2024年度生 募集案内
産学連携教育イノベーター育成プログラム アントレプレナーシップ教育力育成コース
概要
「産学連携教育イノベーター育成プログラム」は、産学が連携して人材と知の循環を促進しつつ、実践的かつ広く深い学びを追求し、学生も社会人も学び続けチャレンジし続ける社会の実現と、未来を拓く人材を各界へ輩出するため、その中心的役割を担う実務家教員を育成することを目的としています。
アントレプレナーシップ教育力育成コースでは、起業時や企業での新規事業開始にあたり必要な基礎知識を学ぶとともに、それらを指導・教育するための手法や技能を習得することを目的とします。本コースでは特に、高度な科学技術研究成果の事業化や産業化を例に、その際の考え方・プロセス、起業に必要な基礎知識を学びます。そして、複数の事例に基づく実践的な演習に取り組むことで、技術マネジメントの幅広い知識とアントレプレナーとして必要な素養の修得、および、その効果的な教育手法の体得を目指します。
達成目標
- 大学教員として教育を担うための基礎的知識・技能・態度を身につける
- 専門領域(汎用的な専門性)における教育実践力を身につける
- 学びと社会を繋ぐ実践知・学術知往還及び学習成果のエビデンスに基づく教育変革を先導する「教育イノベーター」としての変革力を身につける
科目構成
「産学連携教育イノベーター育成プログラム」は、4つの科目で構成されています。
- 大学教育基礎力科目[15時間]
- 汎用的教育実践力科目[9時間]
- 専門領域別科目[24時間]
- 教育イノベーター実践演習科目[12時間]
講師紹介
大学教育基礎力科目担当(抜粋)
高等教育に精通した講師陣が、授業に必須の基礎知識を教授します。
松下 佳代
所属・職位 京都大学 教授
担当科目 学習評価論
高橋 哲也
所属・職位 大阪公立大学 副学長
担当科目 教育改善論
松井 利之
所属・職位 大阪公立大学 教授、副学長
担当科目 実務家教員論
汎用的教育実践力科目担当
大学の現場で活躍する経験豊富な講師陣から、実践的なスキルを習得します。
星野 聡孝
所属・職位 大阪公立大学 教授
担当科目 授業デザイン演習1・2
畑野 快
所属・職位 大阪公立大学 准教授
担当科目 授業デザイン演習1・2
専門領域別科目担当
専門的な実務経験を有する実務家教員が特色ある授業を実施します。
鐘ヶ江 靖史
所属・職位 PwCコンサルティング合同会社 シニアマネージャー
担当科目 技術マネジメント基礎論、技術マネジメントコンサルティング演習
広瀬 正
所属・職位 大阪公立大学 特任教授(元 株式会社日立製作所CVC室長)
担当科目 アントレプレナーシップ基礎論、ベンチャービジネスコンサルティング演習
講師一覧(五十音順)
- 浦田 悠(大阪大学 准教授)
- 大森 不二雄(東北大学 教授)
- 緒方 広明(京都大学 教授)
- 岡田 有司(東京都立大学 准教授)
- 甲斐 晶子(青山学院大学 助教)
- 鐘ヶ江 靖史(PwCコンサルティング)
- 喜多 敏博(熊本大学 教授)
- 合田 美子(熊本大学 准教授)
- 佐藤 智子(東北大学 准教授)
- 佐藤 浩章(大阪大学 教授)
- 杉谷 祐美子(青山学院大学 教授)
- 杉本 和弘(東北大学 教授)
- 鈴木 克明(武蔵野大学 教授)
- 高橋 哲也(大阪公立大学 副学長)
- 戸田 真志(熊本大学 教授)
- 根岸 千悠(京都外国語大学 講師)
- 畑野 快(大阪公立大学 准教授)
- 平岡 斉士(放送大学 准教授)
- 広瀬 正(大阪公立大学 特任教授)
- 星野 聡孝(大阪公立大学 教授)
- 松井 利之(大阪公立大学 教授)
- 松下 佳代(京都大学 教授)
- 松葉 龍一(東京工科大学 教授)
- 村上 正行(大阪大学 教授)
- 山田 裕美(大阪公立大学 特任講師)
- 山内 保典(東北大学 准教授)
2024年度プログラム募集案内
応募資格 | 下記、①②の両方を充たす方。 ①大学を卒業した方又はこれと同等以上の学力があると認められた方 ②原則として専門的技術的又は管理的な職務において5年以上の実務経験を有する方 |
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定員 | 25名 |
費用 | 入学金:なし 受講料:300,000円 審査結果通知と共に振込通知を送付します。指定日までに振込を完了させてください。 支払われた受講料は、返金いたしません。プログラムを途中で辞退された場合でも同様です。 その他:集合研修等(演習や模擬授業等)へ参加する旅費・宿泊費等は自己負担とします。 教育訓練給付金:2023年度から厚生労働大臣の指定する特定一般教育訓練講座になりました。 教育訓練給付制度の受給希望者は、募集要項とともに、教育訓練給付制度(特定一般教育訓練)案内 (779.2KB)をご参照ください。 |
対象 | 企業や地方公共団体及びその他の団体等での実務経験を有し、今後、大学など高等教育関連機関での職を目指す方、 高等教育の教育研究に関心のある方等。 |
受講開始日 | 2024年7月25日(木) オリエンテーションは大阪公立大学にて7月27日(土)に開催。 |
応募方法 |
応募書類(様式)をダウンロードして必要事項を記入したうえで、 |
募集期間 |
一次募集 2024年3月15日(金)~4月21日(日) |
詳細
応募様式
選考プロセス
- 4月21日 応募締切(一次募集)
- 5月6日 応募締切(二次募集)
- 5月上旬~中旬 書類審査
- 5月下旬 合否結果の通知(メール)
よくある質問
Q 実務経験は、何年以上必要でしょうか?
A 原則として専門的技術的又は管理的な職務において5年以上の実務経験が必要です。
Q 働きながら受講できますか?
A 本プログラムはオンライン非同期型、オンライン同期型、対面型研修で構成されています。
そのため、オンライン非同期型の研修は、受講者ご自身の状況に合わせて受講可能です。オンライン同期型・対面研修は多くは土日に開催するため、休日などを活用して受講いただけます。
Q プログラムのスケジュールを教えてください。
A 2024年度は7月25日に受講開始(資料配布等)、7月27日にオリエンテーションを実施、翌年1月まで研修プログラムを開講します。2月に修了認定を行い、3月に修了となります。
Q 専門領域別科目の一部は平日の日中に開催されますが、必ず対面での出席が必要でしょうか?
A 大学院共通教育科目「イノベーション創出型研究者養成(TEC)」と合同で実施する回は、各1回以上の対面参加が望ましいです。TEC合同実施の日は、2024年度は技術マネジメントコンサルティング演習(EP3)が11月5日・11月19日の2回、ベンチャービジネスコンサルティング演習(EP4)が11月6日・11月27日の2回です。詳細は日程表をご確認ください。
Zoomによるオンライン同期でも配信しますので、インターネットに接続できる環境であればご自宅等からの出席が可能です。講師が大学院生に授業を実施する様子を観察し、授業中に与えられる模擬指導の機会として設けています。
Q オリエンテーションの参加は必須でしょうか?
A 必須ではありませんが、ご予定を調整して参加される事をお勧めします。受講期間中にペアワークやグループワーク等でピア(仲間)として課題に取り組む機会がありますので、対面での面識があるとその後の受講がスムーズになります。
Q 応募フォームに入力したメールが届きません。
A 迷惑メールボックスにメールが届いていないかご確認ください。
Q 応募フォームの申請に時間制限はありますか。
A フォームを開いてから、24時間を過ぎると回答送信ができなくなります。再度フォームURLにアクセスすることで回答可能になります。
応募フォーム入力用データ(MS Word)に下書きを作成してから、応募フォームへ入力することをお勧めします。
Q 実務家教員になるにはどうすればいいですか?
A 本プログラム受講期間中や修了後に、積極的にJREC-IN Portalで教員公募の求人を確認してご応募ください。本プログラムの修了が教員作用を保証するものではありません。各大学等への求人応募の際に、本プログラム修了をご自身のアピールポイントとしていただけるものと考えます。
Q 受講生の話を聞かせてください。
A アントレプレナーシップ教育力育成コースの受講生インタビュー動画をご覧ください。
Q 修了生から実務家教員に採用された実績はありますか?
A 第1期(2021年度生)から2名、第2期(2022年度生)から1名の採用実績があります。いずれも受講時には大学等で教育経験がなく、プログラム修了後に教員として採用された方です。
Q アントレプレナーシップ教育力育成コースの修了者数を教えてください。
A 第1期(2021年度生)は22名(うち1名は2022年度修了)、第2期(2022年度生)は16名、第3期(2023年度生)は27名です。