教育学専修(大学院)の紹介

本専修は、学校教育の方法と組織に関する研究を中心にすすめています。これらの事象を時間的な発展・変化の相で捉える教育史的なアプローチ、また世界の広がりの中で捉える国際比較的アプローチが用いられています。

大学院生が取り組んできた博士論文・修士論文の近年のテーマでは、「児童の自己評価能力の育成方法に関する実証的研究」「音楽鑑賞学習での身体表現における意味生成――デューイのコミュニケーション論を視点として――」(以上博士論文)、「シティズンシップ教育としての生徒会活動――バーナード・クリックの「政治的リテラシーの樹形図」を用いた一考察――」「教職の専門性の向上と授業研究の意義――中国における協働の教師文化の変遷を中心に――」「教育委員会の合議制の実態――教育委員会会議録の分析から――」「(以上修士論文)などがあります。

本専修では、年に1回、研究誌『教育学論集』を発行しています。教員と大学院生が執筆した論文が掲載されますが、掲載の採否は査読により決定されます。そのほか、本大学院を修了され、現在大学等で研究職についていらっしゃる方々に研究短報という研究エッセイを寄稿していただいています。巻末には、1年間の教育学教室彙報、および、博士論文・修士論文・卒業論文一覧を掲載しています。

年に数回、「教育研究フォーラム」を企画・運営し、教員と大学院生が研究成果を発表しています。外部からゲストスピーカをお招きすることもあります。海外の大学などとのジョイントセミナー(オンライン)を開催しています。

大学院修了後の進路は、大学教員、小中高の教員、公務員などです。