教員スタッフ

高島葉子 Yoko TAKASHIMA

職階:教授

専門分野:民間説話・民間伝承・比較文化学

研究・教育内容:
比較文化的視点から、日本とヨーロッパおよび東アジアの 民話説話・民間伝承を研究しています。文学や思想などのいわゆる高級文化を対象として日本の文化を他文化と比較するのではなく、一般民衆、特に農村の民俗社会に伝わる説話や伝承を比較とすることで、その世界観や自然観の類似点と相違点を明らかにし、これによって異文化理解に貢献することをめざしています。 また、口頭で物語を語ることの持つ現代的意義についても研究を進めています。

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増田聡 Satoshi MASUDA

職階:教授

専門分野:音楽学・メディア論

研究・教育内容:
ポピュラー音楽研究を中心とした大衆文化研究。複製メディア技術の発展と普及により生じてきた新たな音楽文化の生産と受容の諸々について、主に美学的な関心に基づいてアプローチしています。 録音メディアと作品概念、創作行為と作者性、剽窃・ 盗作と間テクスト性、人工音声キャラクターの主体性、著作権 制度と音楽実践の相関などをこれまでテーマとしてきました。近年は、日本のポピュラー音楽におけるナショナリズム的傾向の系譜と展開を探る研究を遅々としたあゆみで進めています。

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海老根剛 Takeshi EBINE

職階:教授

専門分野:表象文化論・ドイツ研究

研究・教育内容:
現在の主な研究テーマは次の三つです。(1)20 世紀初頭(1900年頃~1930年代)のドイツ語圏における「群集」をめぐる表象の言説史的分析。 ここでは文学や映画だけでなく、哲学、社会学、心理学などの言説も視野に入れた学際的な研究を行っています。(2)デジタルテクノロジーの進展にともなう「実写」カテゴリー解体後の映画表現研究。ここには動画としてのアニメーション表現の検討も含まれます。(3)人形浄瑠璃の「近代」の観客史的考察。近代社会における「古典芸能」と観客との関係を人形浄瑠璃を対象として検証しています。

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江村公 Kimi EMURA

職階:准教授

専門分野:近現代芸術論・ロシア文化研究

研究・教育内容:
芸術作品とそれを取り巻く制度を歴史的・文化的背景を踏まえて学際的な観点から研究しています。主な関心領域は、ロシア・アヴァンギャルド芸術の再考(特に民族主義やアナキスム、エコロジー、生理学などとの関わりから)、20世紀初頭における芸術分野での日露文化交流、コンセプチュアル・アートを構成している写真やインスタレーションの分析です。

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