教室だより 2025年

教室だより 2025年

  • 第14回Shin感染症治療研究会

    標記研究会がグランフロント大阪で開催されました。当院薬剤部部長の中村安孝先生のご司会のもと、当院感染制御部の西浦広将先生より抗菌薬と細菌の「イ・ロ・ハ」「ESBL産生菌とその治療について」の講演、その後、大阪赤十字病院薬剤部の森田 直先生より「TUVLに発熱を呈した症例へのアプローチ」をテーマに症例検討を行いました。
    特別講演は私が司会を務め、長崎大学医歯薬学総合研究科 臨床感染症分野教授の泉川公一先生より「抗微生物薬の適正使用〜真菌、AMR、COVID-19をキーワードに」と題した講演を賜りました。当日は大阪府下の多くの薬剤師が参加して感染症の知識を深めました。明日からの診療に直結する充実した研究会となりました。泉川先生をはじめ、講師の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
  • 大阪万博に備えたマスギャザリング感染症対策セミナー

    大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)主催、大阪国際感染症研究センター(OIRCID)共催で標記セミナーが開催されました。
    セミナーでは、大阪大学の忽那賢志先生の開会挨拶の後に、私(大阪公立大学 掛屋)より「大阪万博に備えた感染症対策」と題して話をさせていただきました。その後「大阪万博に向けた大阪府の取り組み(大阪健康安全基盤研究所 本村和嗣先生)」、「症例検討会 髄膜炎菌感染症の対応(大阪大学 太田悦子先生、吹田市保健所 松林恵介先生)」、「インバウンド感染症の臨床検査(大阪大学 山本剛先生)」、「症例検討会 麻疹の病院内感染の対応(大阪公立大学 岡田恵代先生)」の講演や症例検討会で大阪関西万博に伴うマスギャザリングやインバウンドの増加に伴う感染症の備えを学びました。当日は休日にも関わらず、大阪府下の多くの医師やICNにご参加いただきましたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。
  • タイ王国 レムチャバン病院における感染対策支援活動

    大阪国際感染症研究センターの活動(大学院生を対象とした国際保健・輸入感染症実践トレーニング)として、タイ王国のレムチャバン病院で感染対策支援活動を行いました。
    看護学研究科の喜田雅彦先生や感染制御部の岡田恵代さんらが作成してくれたオリジナルビデオ(タイ語)を見ていただき、手指衛生評価キットのデジコーチを使用して手指消毒のテクニックに関する実践を行いました。当該病院のICNやDrが参加を呼びかけしてくれて、2日間で100名を超えるスタッフがセミナーに参加してくれました。今回もレムチャバン病院の皆様には私達を温かくお迎え頂きましたこと感謝申し上げます。また、通訳は経済学研究科の金子勝規先生に担当いただきました。奥様にも多くの場面でお力添えをいただき、ありがとうございました。
  • 第21回Infection control forum in Southern Area of Osaka(ISAO)

    標記研究会が開催されました。今回はショートレクチャーとして私から「呼吸器感染症外来診療のポイント〜COVID-19治療薬も含めて」と題して話をさせていただきました。
    特別講演1では、当院感染制御部の仁木 誠先生より「アウトブレイク対応における分子疫学解析」と題して、検査技師の立場から院内感染対策に用いる遺伝子検査の重要性について講演をいただきました。特別講演2では、兵庫医科大学病院感染制御部の植田貴史先生より「耐性グラム陰性菌に対する抗菌薬適正使用−耐性菌を増やさない工夫と治療する戦略」と題して薬剤師の立場から抗菌薬適正使用活動についてご講演をいただきました。大変有用なお二人の情報発信に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。また。当日は会場とWebのハイブリッド開催でしたが、地域でICT活動に携わるスタッフのみなさんにご参加いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
  • 覺野重毅先生 学位取得おめでとうございます

    当科の大学院生・覺野重毅先生が「Aspergillus fumigatusの細胞毒性と抗真菌効果を評価するためのin vitro電気インピーダンスモデルの開発」の研究で医学博士を授与されました。おめでとうございます。益々がんばってください。
  • 安井友佳子先生 学位取得おめでとうございます

    当科にて研究を継続されていた 安井 友佳子 先生が、「ボリコナゾールの血漿中トラフ濃度の個体間変動に影響を与える因子の前向き探索 ― 高α1酸性糖タンパク質の重要性 ―」に関する研究成果により、医学博士の学位を授与されました。心よりお祝い申し上げます。
    安井先生は現在、大阪医科薬科大学 臨床薬学研究センターにて特任教授としてご活躍されています。今後ますますの研究の発展とご活躍を祈念しております。
  • 小林和博先生の学位(医学博士)取得

    学外研究員として研究を続けていた北野病院の小林和博先生が、「The Clinical Evaluation of Third-generation Cephalosporins as Definitive Therapy for Enterobacter spp. and Klebsiella aerogenes Bacteremia. (Enterobacter spp.およびKlebsiella aerogenes菌血症に対する標的療法としての第3世代セファロスポリンの臨床評価)」の研究にて医学博士の学位を修得しました。
    おめでとうございます。これからも研究する志を持ち続け、益々がんばってください。
    小林先生の発展を祈念しています。
  • 座談会:2025年 新型コロナワクチンを問う

    ファイザー株式会社主催による座談会が開催されました。
    当日は、神戸大学医学部附属病院 感染制御部 部長・特命教授の宮良高維先生、大阪市立総合医療センター 感染症内科 部長の白野倫徳先生、中浜医院 院長の中浜 力先生、葛西医院 院長の小林正宣先生にご参加いただきました。
    座談会では、新型コロナワクチンのこれまでの歩みを振り返るとともに、今後いかにして多くの方々にワクチンへの関心を持ってもらうかといった課題について、活発な意見交換が行われました。
    和やかな雰囲気の中で議論は盛り上がり、最後には参加者全員でKISA2ポーズによる記念撮影を行い、座談会は盛会のうちに終了しました。
  • NHK「ヴィランの言い分」に出演

    NHK教育の番組 「ヴィランの言い分 」に出演しました。本番組は、「汚い」「有害」「醜い」といった否定的なイメージを持たれがちな“ヴィラン(悪役)”を取り上げ、固定観念にとらわれない新たな視点からその実像を見直すことを目的としています。
    今回のテーマは「ハト」で、これまで Cryptococcus neoformans の研究に携わってきたことから、出演のご依頼をいただきました。一般に、鳩の糞には C. neoformans が存在し、クリプトコックス症の原因となり得ると広く認識されています。そこで今回、感染制御部の仲間たちの協力を得て、地域の神社や公園から鳩の糞を採取し、真菌培養を行いました。私自身も、大阪市内の公園や長崎の平和公園、原爆公園などで検体回収に携わりました。
    90検体を超える鳩の糞を調査しましたが、残念ながら C. neoformans を検出することはできませんでした。一般に鳩の体温は約42℃と高く、C. neoformans の至適発育温度である28〜30℃とは大きく異なります。加えて、採取時期が冬季であったことや、堆積・乾燥した糞が少なかったことも影響した可能性があります。これらを踏まえると、少なくとも通常の環境下では、鳩が恒常的に C. neoformans を保有しているとは考えにくいことが示唆されました。
    神社や公園における感染症リスク対策としては、鳩の糞を放置せず、定期的な清掃を徹底することが最も重要であると考えられます。収録では、鳩の被り物を着用して 天王寺公園 を散策したほか、教室内でのコメント収録も行い、非常に印象深い経験となりました。番組スタッフの皆さま、このたびは貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
  • FUSEGU市民公開講座

    FUSEGU市民公開講座
    「防ごう感染症!大阪・関西万博開催に向けたマスギャザリング対策」
    (共催:一般社団法人日本感染症学会、一般社団法人日本環境感染学会、塩野義製薬株式会社)が開催されました。
    当日は、吉村洋文・大阪府知事の代理として、西野 誠様(大阪府 健康医療部長)より開会のご挨拶を賜りました。
    講演1では、「大阪・関西万博開催中に気を付けたい感染症」と題し、四柳 宏先生(一般社団法人日本環境感染学会 理事長、東京大学医科学研究所 教授)にご講演をいただきました。大阪・関西万博の開催に伴って懸念される感染症リスクについて、最新の知見を踏まえ、非常に分かりやすく解説していただきました。
    講演2では、「感染症をFUSEGUには?」と題し、掛屋より、市民の皆さまが日常生活の中で実践できる感染対策のポイントについて解説しました。さらに特別ゲストとして、プロ野球解説者の関本 賢太郎氏(元阪神タイガース)にもご参加いただき、感染症対策をより身近に感じていただくパネルディスカッションを行いました。関本さんの軽妙かつ親しみやすいトークに、参加者のみならず登壇者も引き込まれる場面が印象的でした。
    最後には、来場者の皆さまにも加わっていただき、関本さんとの記念撮影の時間を設けるなど、終始和やかな雰囲気の中で講座は閉会となりました。
    大阪・関西万博開催前日の開催となりましたが、本講座が、安全で楽しい万博の実現につながることを心より願っております。
  • 院内感染防止対策研修会「国際的マスギャザリングイベントに関連した輸入感染症への備え」

    防衛医科大学校防衛医学研究センター長・教授の加来浩器先生をお招きし、「国際的マスギャザリングイベントに関連した輸入感染症への備え」と題したご講演を賜りました。大阪・関西万博2025の開催により、現在、多くの国内外の来訪者が大阪を訪れています。このような国際的マスギャザリングイベントに伴って懸念される感染症リスクについて、具体的な事例を交えながら解説いただき、備えと対策の重要性を改めて学ぶ貴重な機会となりました。
    加来先生、このたびは大変有意義なご講演を誠にありがとうございました。
  • 研究会 第6回大阪AMR対策研究会

    表記研究会が開催されました。講演1として私(掛屋)より「病態に応じた抗MRSA薬の適材適所」と題してダプトマイシンを含む抗MRSA薬の特徴について話をさせていただきました。
    講演2では私が座長を務め、長崎大学医歯薬学総合研究科 呼吸器内科学(第2内科)教授の迎 寛先生より「成人肺炎診療ガイドライン改訂のポイント」のご講演を賜りました。
    当日はWeb配信にて多くの視聴者にご参加いただきました。
    迎先生には大変有用なお話をいただき、ありがとうございました。
  • 令和7年度 院内感染防止対策研修会「手指衛生改善のための取り組み」

    標記研修会が開催されました。今回は、名古屋大学医学部附属病院 中央感染制御部の感染管理認定看護師である 豊留 有香 先生をお迎えし、「手指衛生改善のための取り組み」と題してご講演をいただきました。
    名古屋大学医学部附属病院は、Joint Commission International(JCI)の認証を受けている医療機関であり、同院における手指衛生活動の実践例や工夫について、非常に示唆に富む内容をご紹介いただきました。
    本研修で得られた知見を踏まえ、当院においても手指衛生のさらなる向上に努めてまいりたいと考えております。 豊留先生、このたびは貴重なご講演を誠にありがとうございました。
  • 第400回ILOHA

    第400回となるILOHAが開催されました。今回は記念回として、朝野和典先生に「次のパンデミックに備えた公衆衛生の新しい視点〜syndemic理論に基づく体制整備〜」と題したご講演をいただきました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経験した私たちにとって、その教訓を次のパンデミック対策にいかしていくことの重要性を改めて考える機会となりました。
    Syndemicとは「synergy」と「epidemic」を組み合わせた概念で、複数の健康課題や社会的要因が同時に存在し、相互に影響し合うことでアウトカムの悪化を招く状態を指します。本講演では、このsyndemic理論に基づき、社会全体の構造や仕組みを整備していくことが、今後の感染症対策において極めて重要であることをご紹介いただきました。
    2014年に始まった感染症勉強会ILOHAが10年以上にわたり継続できているのは、毎回ご講演を引き受けてくださる全国の先生方、そしてご参加いただいている皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。また、毎回勉強会のURLを送信してくださっている金子幸弘先生にも深く御礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 第15回薬剤師のための大阪Shin感染症治療研究会

    標記研究会が開催されました。当院薬剤部長の中村安孝先生の総合司会のもと、【抗菌薬と細菌イロハ】では、大阪赤十字病院 薬剤部の 森田 直先生より、「まずはここから!Oral Switchの基礎知識」と題してご講演をいただきました。静注薬から経口薬への切り替えは、医療経済的観点からも重要な現場課題であり、その考え方や実践のポイントについて大変わかりやすく解説していただきました。
    【症例検討】では、大阪鉄道病院 薬剤部の 盛谷 翔太 先生より、「人獣共通感染症に対する抗菌薬治療」をテーマに、実際の症例を通して治療上の要点を丁寧にご説明いただきました。また、当科の 柴多 渉先生にはコメンテーターとして議論を深めていただきました。
    【特別講演】では掛屋が司会を務め、山口大学大学院医学系研究科 臨床薬理学講座教授の 北原 隆志 先生に、「感染症治療を支える薬剤師の力〜制御と治療の架け橋〜」と題してご講演を賜りました。感染症診療および感染制御における薬剤師の役割について示唆に富むお話をいただき、参加された薬剤師の皆さまにとって大きな励みとなったことと思います。
    ご講演・ご登壇いただきました先生方に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
  • 覺野重毅先生が「日本医真菌学会 次世代研究者賞」受賞

    当科にて大学院生として真菌研究に取り組まれていた覺野重毅先生が、第69回日本医真菌学会総会・学術集会において、「Aspergillus fumigatusの細胞毒性および抗真菌効果を評価するための in vitro 電気インピーダンスモデルの開発」に関する優れた研究業績が高く評価され、「日本医真菌学会 次世代研究者賞」を受賞されました。心よりお祝い申し上げます。今後のさらなるご活躍と、研究の一層の発展を大いに期待しております。
  • 院内感染防止対策研修会「大阪市における結核の現状と対策」

    今回の院内感染対策講習会では、大阪市保健所 医務主幹の津田侑子先生を講師にお迎えし、「大阪市における結核の現状と対策」と題したご講演をいただきました。
    大阪市は、我が国の中でも結核発生率が最も高い都市の一つであり、特に当院の所在する地域では、日常の臨床現場において結核患者に遭遇する機会も少なくありません。また近年は、高齢者に加えて、海外出生の20歳代若年者における結核患者の増加も注目されており、医療現場における適切な対応と理解の重要性が改めて認識されています。津田先生には、最新の疫学動向と実践的な対策について、非常に分かりやすくご講演いただきました。心より御礼申し上げます。
  • 第22回Infection control Forum in Southern Area of Osaka(ISAO)

    標記研究会が開催されました。ショートレクチャーでは、掛屋より「カルバペネム耐性菌感染症における治療の実際」と題して、臨床現場における治療戦略や留意点について解説しました。特別講演では、愛媛大学大学院医学系研究科 感染制御学講座 教授の田内久道先生をお招きし、「当院の感染制御のご紹介」と題してご講演を賜りました。愛媛大学病院における感染制御活動の実践的な取り組みや体制構築について、具体例を交えてご紹介いただき、当院スタッフにとっても大変示唆に富む、刺激的な内容となりました。
    田内先生には、この場を借りて心より御礼申し上げます。
  • 第27回国公立大学附属病院感染対策協議会主催

    第27回国公立大学附属病院感染対策協議会が、大阪国際会議場にて開催されました。今回は大変名誉なことに、公立大学としては2校目となる当番校をご指名いただきました。
    初日は、当番校として病院長の中村博亮先生、看護部長の南条幸美先生よりご挨拶を賜り、その後、事務局長・八木哲也先生による協議会事務局報告に続き、作業部会、専門職部会、ワーキンググループの各会議が開催されました。
    リーガロイヤルホテル大阪で行われた会員懇親会では、美味しいワインとフレンチ料理に加え、感染症クイズも行われ、大いに盛り上がりました。みゃくみゃくグッズを獲得された皆さま、おめでとうございました。
    2日目は当番校シンポジウムにおいて、掛屋と岡田恵代さんが司会を務め、「インバウンド回復とマスギャザリングに関連する感染対策」をテーマに開催しました。笠原敬先生(奈良県立医科大学)、太田悦子先生(大阪大学)、本村和嗣先生(大阪健康安全基盤研究所)より貴重な情報提供をいただき、現在の感染対策が直面する課題を参加者全体で共有することができました。
    最後に、会長の大毛宏喜先生、事務局長の八木哲也先生、常任会議委員の先生方をはじめ、全国各地よりご来阪いただいた感染制御部の皆さま、そして当院感染制御部およびスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
  • One Healthで考える医師―獣医師連携AMR感染教育プロジェクト 講演会+ワークショップ

    今回、医―獣医連携による第3回AMR対策講演会が開催されました。本プロジェクトは、医学部と獣医学部の双方を有する本学ならではの特色を生かした独自の教育・啓発プログラムです。
    当日はAMR対策における課題について、医療分野からは掛屋が「臨床の分野から」、仁木 誠 先生が「検査の分野から」の講演を行いました。また獣医療分野からは、安木 真世 先生が「伴侶動物の分野から」、石川 真吾先生が「産業動物の分野から」と題して、それぞれの立場から現状と課題をご提示いただきました。
    講演後はワークショップを通じて、医療・獣医療それぞれの分野が直面する課題を共有し、相互理解を深める貴重な時間となりました。今後も継続的な情報交換と連携を図りながら、AMR対策に取り組んでいきたいと考えております。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
  • 森ノ宮キャンパス開設記念 大阪公立大学・長崎大学感染症合同シンポジウム

    2025年11月22日(土)・23日(日)の2日間、長崎大学と感染症分野に関する第3回合同シンポジウムを、大阪公立大学森之宮キャンパスの開設記念イベントの一つとして開催しました。本シンポジウムは、2023年9月に締結した包括連携協定に基づき、感染症分野における研究・教育・人材育成の推進を目的として実施しているものです。今回は、「NEXTパンデミックに備えて~産学官民連携の取り組み~」をテーマに掲げ、2日間にわたり多角的な講演と活発な議論が行われました。

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    1日目
    初日は、本学および長崎大学、大阪健康安全基盤研究所からの講演に加え、国際ワクチン研究所(IVI)元所長の John D. Clemens 氏をお招きし、「コレラに対する経口ワクチンの変遷と進歩」について基調講演をいただきました。
    続いて、以下の講演が行われました。

    • • 大阪公立大学 大阪国際感染症研究センター 新興・再興感染症部門
       城戸 康年先生
       「『逆境』が拓く新興・再興感染症に対するグローバルトランスレーションリサーチ」
    • • 長崎大学 理事
       西田 教行先生
       「長崎大学パンデミック総合研究センターの目指すもの(J-PEAKS事業)」
    • • 大阪健康安全基盤研究所
       主幹研究員 左近 直美先生/総括研究員 河原 隆二先生
       「メトロポリタンヘルスのセンチネルとしての下水サーベイランスの有用性―流行性疾患・輸入感染症・新興感染症・薬剤耐性菌―」
    • • 長崎大学 感染症研究出島特区長
       森田 公一先生
       「100日ワクチンミッションへの長崎大学の貢献(SCARDA事業)」
    • • 大阪公立大学 大阪国際感染症研究センター 社会環境部門
       牛 冰先生
       「ワクチン接種を促すものとは?―日本のミクロデータが示すリテラシーとリスクコミュニケーションの重要性:ウガンダ事例からの示唆―」
    • • 長崎大学 感染症研究出島特区 国際臨床開発部門長
       金子 聴先生
       「パンデミック対策に資する海外研究拠点形成」

    2日目
    2日目は、基礎研究から産業界、国際連携まで幅広い視点からの講演が行われました。

    • • 大阪公立大学 大阪国際感染症研究センター 新興・再興感染症部門
       安木 真世先生
       「薬剤耐性菌伝播における伴侶動物の重要性」
    • • 塩野義製薬株式会社
       執行役員/医薬開発本部長 上原 健城先生
       「パンデミックにおける新薬開発―エンシトレルビルを例として―」
    • • 北海道大学 総合イノベーション創発機構
       ワクチン研究開発拠点 副拠点長・特任教授
       鈴木 定彦先生
       「人獣共通感染症に対する対策」
    • • 大阪大学 微生物病研究所 所長/感染症総合教育研究拠点(CiDER)
       感染症・生体防御研究部門 副部門長
       飯田 哲也先生
       「大阪大学微生物病研究所の取り組み」
    • • 東京大学 医科学研究所 副所長/
       国際高等研究所 新世代感染症センター 副機構長
       川口 寧先生
       「次のパンデミックに備えて:DNAウイルスはどうか?
       ―ヘルペスウイルスから読み解くDNAウイルスのパンデミックポテンシャル―」

    パネルディスカッション
    最後に、長崎大学の 北 潔 先生と 掛屋がモデレーターを務め、
    「科学から社会へ ―次のパンデミックに備えた研究と実装の架け橋―」
    と題したパネルディスカッションを行いました。研究成果を社会実装へとつなげるための課題や展望について、活発な意見交換がなされました。
    ご登壇・ご参加いただいたすべての先生方に、心より御礼申し上げます。

    リンク https://www.omu.ac.jp/oircid/info/info/entry-98367.html

  • ABCラジオ「てっちゃん先生・あみるの元気だしてゆこう!」収録

    元本学学長の 荒川 哲男 先生がパーソナリティーを務める、ABCラジオ の番組「てっちゃん先生・あみるの元気だしてゆこう!」の収録に参加させていただきました。
    本年は例年よりも早くインフルエンザの流行が始まっていることから、その現状や注意点について解説を行いました。荒川先生とあみるさんのおかげで、終始リラックスした雰囲気の中で収録に臨むことができました。
    貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
  • 大阪国際感染症研究センター市民公開講座

    大阪国際感染症研究センター(大阪国際感染症研究センター:OIRCID)と 塩野義製薬 の共催(大阪府・大阪市後援)による市民公開講座「感染症に強いまちづくり 大阪を感染症から守る〜自分でできる予防策〜」が開催されました。当日はギャラリーよみうりに約100名の市民の皆さまにご参加いただきました。

    詳しく見る

    冒頭では掛屋より、「コロナ?インフル?それとも?この冬に気をつけたい感染症」と題してご挨拶をさせていただきました。
    講演1では、OIRCID副センター長の 山崎 伸二 先生が座長を務め、大阪市保健局 首席医務官の吉田英樹 先生より、「大阪市を感染症から守る、保健所のおしごと」と題したご講演をいただきました。大阪市民の健康を守る保健所の役割について、改めて理解を深める貴重な機会となりました。
    講演2では掛屋が座長を務め、大阪公立大学医学部附属病院の感染管理特定看護師である 岡田 恵代 先生より、「感染対策の基本的な予防策を中心に〜実演を踏まえて〜」と題してご講演いただきました。感染対策の基本事項を学んだ後、正しいマスクの着用方法や手指衛生について、円 広志さんとともに実演を交えた指導が行われました。
    World Health Organization(WHO)では「ハッピーバースデー・ソング」を2回歌いながらの手指衛生を推奨していますが、今回は円さんに往年のヒット曲「夢想花」のサビである「飛んで、飛んで……」を歌っていただき、参加者全員で楽しく手指衛生を実践しました。
    パネルディスカッションでは、円さんの巧みなアドリブにより会場は大いに盛り上がり、終始和やかで楽しい時間を共有することができました。
    ご登壇・ご参加いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。冬の感染症には十分注意してください。今後もOIRCIDは正しい感染症知識の普及に努めてまいります。ありがとうございました。

    リンク:大阪国際感染症研究センター記事
    https://www.omu.ac.jp/oircid/info/info/entry-99133.html

  • 第16回薬剤師のための大阪Shin感染症治療研究会

    標記研究会が開催されました。当院薬剤部長の中村 安孝先生による総合司会のもと、【抗菌薬と細菌の「イ・ロ・ハ」】では、国立病院機構大阪医療センターの坂倉広大先生より、「血管内留置カテーテル関連感染症のイロハ〜バイオフィルムについて考える〜」と題したご講演をいただきました。基礎から臨床まで、理解しやすい内容でご解説いただきました。
    続く【症例検討】では、JCHO大和郡山病院の植田 徹先生より、「壊死性筋膜炎の抗菌薬治療を考える〜薬剤選択のアプローチ〜」と題して実症例をご提示いただき、当科の柴多 渉先生による解説も交えながら、活発な議論が行われました。
    【特別講演】では掛屋が司会を務め、神戸大学医学部附属病院 感染制御部教授の宮良 高維先生に、「MICだけでは判らない抗微生物薬の特性」と題してご講演を賜りました。宮良先生がこれまで携わってこられた基礎研究や豊富な臨床経験に基づくお話から、多くの示唆をいただくことができました。
    ご講演いただきました演者の先生方に心より御礼申し上げます。勉強会終了後の懇親会も大変和やかで有意義な時間となり、今回も充実した研究会となりました。ありがとうございました。
  • 日本環境感染学会 地域セミナー委員会主催 関西・中国ブロック研修会

    日本環境感染学会 地域セミナー委員会主催の標記研修会が開催されました。今回は京都会場での現地開催とWeb配信を併用したハイブリッド形式で実施しました。 総合司会は 大阪大学医学部附属病院の鍋谷 佳子先生が務め、以下の講演が行われました。
    • • 掛屋より「感染症専門医が解説!高齢者施設で注意すべき感染症」
    • • 広島大学病院の森 美菜子先生より「ポイントを押さえよう!感染対策の実際」
    • • 京都府立医科大学附属病院の菊池 圭介先生より「流行前に再確認!感染性胃腸炎対策」
    • • 兵庫医科大学病院の植田 貴史先生より「薬剤師が語る!消毒薬の正しい使い方と高齢者施設でのワクチンの考え方」
    講演後には、現地およびWeb参加者の皆さまから多数のご質問をいただき、約1時間にわたりすべての質問に対応しました。ハイブリッド開催にもかかわらず、多くの方にご参加いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
    今後も日本環境感染学会の地域セミナーを通じて、実践に役立つ感染対策情報を継続的に発信してまいります。ありがとうございました。
  • 厚生労働大臣室を訪問

    日本感染症学会理事長の松本哲哉先生とともに、国内の感染症研究が深刻な状況に直面しているとして、アカデミアへの支援強化を求める要望書を提出するため、上野賢一郎厚生労働大臣を大臣室に訪問しました。
    感染症研究の裾野を広げ、全国の大学や研究機関における研究力を底上げする取り組みは不可欠です。要望書では、国内の感染症研究において量・質の両面で水準低下が進み、人材の減少が生じていることへの強い危機感を表明しました。また、感染症治療薬を開発する国内企業が限られており、新薬創出が停滞している現状についても訴えました。
    新型コロナウイルス感染症の流行期には相当規模の研究支援が行われた一方で、流行収束後には支援が急速に下火になっていることを説明し、一部の分野や機関に集中する支援ではなく、より幅広く持続的な研究支援の必要性を強調しました。
    なお、要望書の提出には、医師でもある秋野公造参議院議員(公明党)にも同席いただきました。ありがとうございました。