おしらせ

2025年6月20日

第191回 サロンde人権のおしらせ

テーマ:  アメリカにおける日本マイノリティー研究の一考察

話題提供: 黄 倩清(Rory Huang)さん(テキサスA&M大学コーパスクリスティ校 助教)

日時: 2025年07月16日(水)14時00分〜16時00分

場所: 大阪公立大学 高原記念館2階 特別会議室(対面のみ)

 

アメリカ合衆国では、部落民をはじめとする日本のマイノリティーに関して、どのような議論や研究が行われているのだろうか。ここ数十年で、ジェンダー・人種・階級といった観点を組み合わせたアプローチが少しずつ広がってきている。本発表では、そうした研究の潮流について、いくつか紹介したい。

 あわせて、アメリカにおける学問分野(特にエスニック・スタディ)の境界がどのような歴史的背景のもとで形成されてきたのかを簡単にふり返りながら、現在の知的状況の一側面を考える手がかりを共有できればと考えている。人種や国籍に関係した学問のしくみは、どんなテーマが研究されるか、どんな方法が使われるか、どんな会話がされにくいかなどにも影響している。そして、このような学術構造が、なぜアメリカにおいて人文学や社会科学が政治的言説の影響を受けやすいのか、という問題にも関わってくるのである。

参加無料: 事前申込・先着順*

※参加希望者はお問い合わせフォームより前日正午までにご連絡ください。今回は対面参加のみとなります。
定員に達し次第しめ切りとさせていただきます。

お問い合わせはセンターまで

20250716