取り組み事例

2026年3月9日

  • 環境マネジメント推進室

建築構法研究室への取材 研究室という学びの場

研究室という学びの場

建築構法研究室について

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本学・石山研究室(建築構法研究室)は、建築学科の中で計画系に分類されます。建築構法という分野は、材料や生産をはじめとした建築のハード面全般を扱う幅広い領域を対象としています。その中でも石山研究室の大きな特徴は、木質構造を専門とし、特に「耐久性」に焦点を当てている点です。木質構造は近年注目が高まっている分野であり、石山研究室は「建物を長持ちさせるための技術」に重点を置いて研究を進めています。具体的には、建物の現状を診断し、劣化や課題を明らかにした上で、耐久性を高めるために必要な技術を探究しています。こうした研究を通じて、「より長く使える建物づくり」を目指しています。

建築構法研究室の雰囲気

取材を進める中で、学生同士の関係性や先生との距離の近さが印象的でした。先輩に気軽に相談できたり、先生からアドバイスを受けたりする雰囲気から、研究室全体の仲の良さが感じられました。

やりがいについて尋ねると、立場の違う学生それぞれがやりがいについて語ってくれました。

B4の向瀬さんは、研究室に入って半年という段階で「知らなかった実験の知識や木材に関する知識を先輩に教えてもらったり、自分の手で実際に試すことに大きなやりがいを感じている」と語られました。

M2の伊藤さんは「実験の計画から実施、分析までを通して、自分の予測と結果がつながる瞬間や想定外の発見に達成感を得られる」と述べ、さらに「研究成果を外部で発表したり、全国や海外の調査で他の人の意見に触れることで、自分の研究が広い世界とつながっていると実感できる」と話されました。

同じくM2の北村さんは「試行錯誤そのものが好きで、研究を重ねて知識を広げていくことにやりがいを感じる」とし、「自分の論文が次の研究の枝となり、また新しい発展につながっていくことが大きな魅力」と語られました。

それぞれの学生の言葉からは、知識を得る喜び、成果を積み重ねる達成感、そして研究が社会や未来へと広がっていく手応えが伝わってきました。

また、石山先生によると、この研究室に向いているのは「いろんなことに興味を持てる人」。ただし、入る前から明確な関心がなくても、やっていく中で知的好奇心が広がることも多いといいます。実験は決まった方法に従うのではなく工夫しながら進めるため、仲間と協力し合いながら取り組める学生が望ましいと話されました。

生徒別の声

「木造に出会ったきっかけと、研究で感じるやりがい」

谷さん(M2)林業実習をきっかけに木造の世界に出会い、その可能性を体感しました。挑戦を続けられる研究室で3年間を過ごしたいと思ったんです。

高野さん(M1)木造長屋の改修に取り組む中で先生方と関わり、人の暮らしに寄り添うアイレベルの建築として木造に魅力を感じました。

岡本さん(M2)研究室の温かい雰囲気と先輩とのつながりに惹かれました。未知の分野である木材を積極的に学んでいきたいと思っています。

向瀬さん(B4)先輩に学びながら自ら手を動かし、実験を重ねて木材の知識を深めていけることにやりがいを感じています。

伊藤さん(M2)実験計画から分析、そして論文へとつなげる一連の流れに研究の醍醐味を感じます。想定外の発見があったときには特に達成感がありますね。

北村さん(M2)既存研究を広げて新しい知識を生み出し、それを次の世代につないでいけることに大きなやりがいを感じています。

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取材の様子

先生からのメッセージ、今後の展望

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石山央樹先生

大阪公立大学大学院

工学研究科都市系専攻

長い人生をより楽しんでいくためには大学内というコミュニティだけではなく、いろいろな世界、ヒトに触れることが大切であると思います。そのために学生がほかの企業や大学などの他団体と共同研究をする機会をもっと設けたい、学生がそのような共同研究に参加したいと思ってくれるような環境を創っていきたいと考えています。


その他本法人の環境パフォーマンス・環境活動は「公立大学法人大阪 環境報告書2025」をご覧ください。

2025年度版(2024年度報告) (11.9MB)

該当するSDGs

  • SDGs11
  • SDGs12