取り組み事例

2025年6月9日

  • 環境マネジメント推進室

他大学との交流

名古屋大学・岐阜大学との交流

 202487日、名古屋大学・岐阜大学の学生や教職員の方々17名が中百舌鳥キャンパスにお越しくださり、「環境コミュニケーション」と題して双方の環境活動の発表および意見交換会が行なわれました。

 東海国立大学機構の環境報告書

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東海国立大学機構発表の様子

東海国立大学機構は2020年に岐阜大学と名古屋大学が法人統合して設立された国立大学法人です。環境報告書を作る上で、主に二つのキャンパス間でオンラインでの話し合いを行ないながら作成している点が本学との共通項であると言えます。一方で、本学は学生が主体となって報告書を作成しているのに対して、東海国立大学機構では、両大学の教職員と学生が編集委員として参加し、報告書をまとめている点が異なります。また、地域の方々や高校生を読者のターゲットとして定め、市民センターなどに報告書を置いてもらっているというところも、本学として参考になりました。報告書作成におけるモチベーションやターゲットの設定がとても新鮮でした。

名古屋大学の学生活動

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名大祭の概要紹介の様子

名古屋大学では、年に1度、学園祭「名大祭」が開催されます。名大祭実行委員会の環境対策部は、名大祭の開催期間中に、キャンパス内の各地でゴミステーションを運営し、約8万人の来場者によって出されるごみを回収・分別しています。うまくごみを分別することにより、環境に優しい学園祭となり、名大祭の印象アップにつながる、名大祭の企画者たちがごみに関して環境対策部に任せて企画に集中できるなどのメリットがあるそうです。

Song of Earthは「学生からできる環境活動を実践すること」を目標に活動する名古屋大学の環境サークルです。キャンパス内のごみ拾い活動、キャンパス内の花壇を整備する活動、小学生を対象にした工作イベント、不要になった家具を必要とする人に渡すリユース市など、さまざまな活動を行なっています。

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Song of Earth 組織構成紹介中

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G-ametの古本市紹介中

岐阜大学の学生活動

岐阜大学では、G-ametというサークルが古本や自転車のリユース市などの環境活動を行なっています。ほかに、生協の廃油を利用してキャンドルナイトを開催したり、キャンパス内にある鷭ヶ池の自然再生活動を行なったりしているそうです。本学の環境部エコロ助も同じように自転車のリユース活動を行なっているため、リユースの流れやイベントの広報活動の難しさなどについて意見を交わしました。

取材した感想

名古屋大学と岐阜大学の学生も編集委員として環境報告書の作成に携わり、研究室へのインタビュー等を通じて教職員や学生同士の交流を経て作成されているものと知り、この仕組みは報告書の完成度に良い影響をもたらしてくれるのではないかと感じました。また、本学で行なわれている取り組みは他大学でも同じように取り組まれていることが多く、双方の現状と課題を打ち明けあうことで、新たな展開を迎え、打開することができるのではないかと考えました。 tadaigaku

 

その他本法人の環境パフォーマンス・環境活動は「公立大学法人大阪 環境報告書2024」をご覧ください。

https://www.omu.ac.jp/assets/environment2024.pdf

該当するSDGs

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  • SDGs15
  • SDGs17