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2026年4月8日

新刊紹介『正義が勝つのか?―戦争の法と哲学』

当研究センター主任の内藤葉子教授の論文が掲載されている著書が昨年12月に公刊されました。

以下の著書に「戦争の暴力とケアー第一次世界大戦期ドイツ市民女性運動に見る奉仕と抗議の様相」(第5章)が掲載されております。

『正義が勝つのか?ー戦争の法と哲学』 松元雅和 編著 信山社 2025年NYSH

本書は、武力行使という非人道性に直面する世界において、戦争に正義はあるのか、戦争の法と正義を問い直そうとするものである。

 

第5章「戦争の暴力とケア」は、第一次世界大戦期のドイツ市民女性運動の動向を辿りながら、人々の生存が戦争によってどのように脅かされ、女性たちの活動がその生存をどのように支えようとしたのかを、ケアの視点から問うものである。女性たちのケア実践が戦争システムに作動するナショナリズムとジェンダー・ポリティクスに組み込まれる様相と、戦争の暴力がもたらす飢餓や困窮というケアの破綻する事態に直面して、平和主義的フェミニストたちが国際的な軍縮への道を切り開こうとした様相を描き出している。

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