プログラムについて

プログラムについて

大阪公立大学経営学研究科・商学部は、1880年に設立された大阪商業講習所を前身とし、1928年に旧制大阪商科大学として設立以降、東京商科大学(現一橋大学)および神戸商科大学(現神戸大学)とともに、旧三商大の一角として、ビジネス研究及び教育ノウハウを長年にわたり蓄積してきました。近年、社会経済活動の機能的価値(経済的価値)から意味的価値(社会的価値)へのシフトしつつある状況の中で、特に、日本企業のマネジメント層において、修士号及び博士号の学位取得者が不足しており、高い付加価値をもたらす人文科学・社会科学系高度人材の育成が求められています。こうした社会的要請に応えるべく、経営学研究科では2025年4月からCSV経営研究プログラムを設置し、高度なアカデミック・リテラシーを有し、意味的価値(社会的価値)を創出できる組織のマネジメント層を担う修士号取得者の育成に取り組みます。

CSV(Creating Shared Value)とは

CSV(Creating Shared Value)は、一般に「共有価値の創造」と訳され、2011年にマイケル・ポーターとマーク・クライマーによって提唱された概念です。従来、営利組織の主目的だった経済的価値(利益の獲得)と非営利組織の主目的だった社会的価値(社会問題の解決)の両方を、営利組織・非営利組織を問わず追求する必要性を示しています。

csv

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教育方法の特色

CSV経営研究プログラムでは、①リアルなCSV経営課題への取
り組み、②システマティックなアカデミック・リテラシー(学術研
究を理解し活用する能力)教育の実施、③柔軟な授業参加を
可能にするハイブリット教育等を行い、多様なニーズに対応し
た即効性のある効果的・効率的な教育を目指します。

3つのポイント
  1. リアルなCSV経営課題への取り組み
  2. システマティックなアカデミック・リテラシー教育の実施
  3. 柔軟な授業参加を可能にするハイブリット教育等