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2025年6月17日
「GC・SI副専攻ソーシャル・イノベーション(SI)コース」の授業を履修中の学生が、SDGsにつながる提言をポップアップステージで発表
本学の「GC・SI副専攻ソーシャル・イノベーション(SI)コース」の授業を履修中の学生らが、2024年9月からの3つの授業での活動を引き継ぎ、阪南市の子ども食堂にエプロンを贈るため、『Co-lorfulエプロンプロジェクト』に取り組んでいます。贈られる予定のエプロンには、阪南市の間伐材を利用した木糸を使って作る「和紙の布」が使われています。
2025年6月14日(土)、ポップアップステージ東内で、文学部1年の高芝 慶太朗さん、農学部1年の稲田 愛さん、現代システム科学域1年の平田 浬一さんが本プロジェクトについて発表を行いました。発表では、取り組みの概要や間伐材から作られた木糸の紹介、どのような点がSDGsに貢献しているかを説明。発表後には、来場者の方にエプロンにメッセージを書いていただき、和紙の布のサンプルが配布されました。イベント冒頭には、馬場 裕子特任講師の書道パフォーマンスがあり、大きく書かれた「命」の文字がステージに掲げられました。
発表ステージの終了後、複数の国・地域が共同利用するパビリオン「コモンズ館」を訪問。10カ国のスタッフからもエプロンにメッセージをいただきました。エプロンには、それぞれの国の言葉で「こんにちは」と書かれています。
高芝さんは「大学の名前を知らなくても、来場者の方は興味をもって聞いてくれているようだった。ちゃんと伝えれば伝わるんだと思った。直前の1週間は大変だったが、目標を定めて取り組んだ」と話してくれました。稲田さんは「いろんな国の人と触れ合えて、万博は特別な場所だと思う。コモンズでも相手の国の言葉で話すことができた。特に、プロジェクトを理解してくれようとしたクロアチアの方が印象に残った」と語ってくれました。平田さんは「2回行った発表のうち、特に2回目はゆっくりと区切りながら話すように心がけた。聞いている方が喜んでくれたら、という思いで発表した」とコメントしてくれました。
当日は、工学研究科博士前期課程1年の𠮷田 鷹次郎さんもスタッフとして参加。𠮷田さんは2024年度のSIGLOC (Socially Innovative Global Classroom)を履修し、今年度バトンを渡した学生の一人です。「昨年度の段階では、万博で発表するかもしれない、ということは聞いていた。取り組みを発表して拡散できるのは良い機会だと思う。私と一緒に授業を履修していた友人は、今カナダに留学しているので、今日のことを報告したい」と話してくれました。
また、現地での参加は叶わなかったものの、本プロジェクトに関わった、この授業を履修する工学部1年の真野 充文さんは「このプロジェクトを通じてSDGsなどの取り組みをする側の視点に立てるようになった。現地で参加は出来なかったが、発表のスライドの間伐材のイラストや指し棒の作成など裏方で万博の発表に携われて良かった」と想いを語ってくれました。
今後、6月27日(金)に別の学生による発表の後、9月14日(日)には阪南市の子ども食堂の方々をお招きし、留学生も加わってエプロン贈呈のイベントを行う予定です。いずれも万博会場内で実施しますので、ご期待ください。
左から、平田さん、稲田さん、高芝さん、𠮷田さん
稲田さんによる発表
高芝さんによる発表
平田さんによる発表
約10mのスライドを使用して説明
馬場特任講師による書道パフォーマンス
来場者から寄せられたメッセージ
参加者に配布された「和紙の布」
コモンズ館で集めた各国の「こんにちは」
スライドを説明する真野さん
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問い合わせ先
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