特例科目 科目概要
科目概要
本科目は、留学生及び日本語を母語としない学生が日本語母語話者と同程度の言語運用が可能となることを目的としています。留学生にとって日本語の習得は容易なことではありません。もちろん「日本語の習得」といっても、その内容も基準も、状況に応じて様々です。日常生活に必要な会話から、手紙や役所の届け出の書類を書くこと、テレビなどのメディアの中で使われる日本語の新しい言葉を通しての趣味・娯楽など、個々人の必要度に応じて、どこが「習得」の基準になるかが決まります。しかしここでは、研究活動や大学生活において必要な日本語の習得をめざしています。
大学生活を実り豊かなものにするため、学習活動や研究活動のために必要となる日本語能力を身に付けること。つまり、学習活動に必要な日本語能力とは、講義を聞き、理解する、ノートを取る、自分の疑問点を日本語で表現する能力です。また、研究活動に必要な能力とは、専門書を読んで要約し、自分の問題意識を絞ってゼミで発表する、質疑応答してディスカッションする技術、さらにはレポートをまとめたり、論文を書く能力です。
「日本語1~3」の各科目ではそのような日本語能力の養成を、幅広い観点・多彩な角度から行います。