地学 科目概要・科目構成

科目概要

 地球学(地学)は、過去から現在に至る地球の実態を学際的に認識し、その未来を予測するための知識と技術を構築するための学問です。その取り扱う範囲は、火山活動や地震活動、岩石と鉱物、自然環境、地形、地球と生命の歴史、さまざまな資源やエネルギー、自然災害、地球環境問題など、多岐にわたっています。地球の真の姿を把握するためには、地球を構成する物質が物理・化学作用によって生起する現象の中から法則性を見出すとともに、さまざまな作用が相互に影響し、変遷を重ねてきた複雑なシステムとしての地球の歴史を解明する必要があります。
 私たちの住処である地球の歴史を知ることは、私たちの現在の生活、さらには未来の生活を構築し、守る上で重要な指針となります。地球学に関わる講義、実験では、固体地球に関する内容を中心に取り扱い、天文・気象分野の内容も一部含みます。地球学の基礎を習得できるようなカリキュラムを構成しています。

科目構成

 講義科目には、「地球学入門」・「地球学基礎A」・「地球学基礎B」があり、いずれも選択科目として提供されます。履修順序に指定はありません。実験科目には、「地球学実験A」・「地球学実験B」・「地球学実験C」があります。