教授ご挨拶
私は2024年4月1日付で、角南貴司子耳鼻咽喉病態学主任教授、ホロニクス医学健康財団 谷 淑子理事長のご高配により大阪公立大学大学院医学研究科に設立された、聴覚言語情報機能病態学寄附講座の特任教授を拝命いたしました。本、寄附講座は、日本でも数少ない聴覚系の寄付講座として、特に、私がAMED研究で、重点的に取り組んできた、聞き取り困難症(LiD)・聴覚情報処理障害(APD)の臨床研究を行うことを主目的としております。
LiD・APDについては、2024年3月末に「LiD・APD診断と支援の手引き」(2024年第1版)を作成公開いたしました。現在、手引きの普及と改善を目的に国内各地の連携施設と研究を推進しています。他にも、言語分野、音声分野について、言語発達、吃音、音声障害などについても研究を行なっていく予定です。寄付講座は、教員として、音声分野では多くの業績のある医誠会国際病院の宮本 真医師を特任講師、AMED研究を支えて頂いた、關戸智惠言語聴覚士に加え、斉藤千穂、夏山美咲、藤本 恵、石田 彩の4名の言語聴覚士を研究補佐として寄附講座の研究を支えてもらっています。LiD/APDの知名度の上昇に伴って、全国より多くの当事者の方が外来を受診されております。研究室のメンバーは、できるだけ多くの、聞き取り困難を持つ当事者の困難に対応できるように診療、検査の充実に努力しており、新たな拠点である医誠会国際総合病院イヤーセンターでもLiD/APD臨床を拡充しておりますが、LiD・APDの研究に携わる耳鼻科医の先生方が増えていただけることを願ってやみません。
ご関心がおありな先生方におかれましては、是非、お声がけ頂ければと思います。今後も、中井義明名誉教授、山根英雄名誉教授、井口広義教授とお世話になった大阪公立大学の耳鼻咽喉科を角南先生と一緒に盛り上げていければと考えております。
皆様のご理解とご支援を何卒よろしくお願いいたします。