ヘルスプロモーションケア科学の専門性
ヘルスプロモーションケア科学領域
― 科学・政策・実装をつなぎ、国際的な視点から地域の健康をよりよくする力を育てる ―
地域では、感染症対応、慢性疾患、子育て支援、孤立など、さまざまな健康課題が同時に進行しています。その最前線で活動する保健師のみなさまは、毎日たくさんの判断をしながら、住民の暮らしを支えています。
そんな中でふと、
- 今の支援、もっとよくできる方法はないかな
- 科学的根拠に基づいた支援をしてみたい
- 地域の健康をもっと良くするために、もう一段ステップアップしたい
- 世界の保健師はどんな取り組みをしているのだろう
と思う瞬間があるかもしれません。
その気持ちこそ、学びのスタートラインです。 ヘルスプロモーションケア科学領域は、みなさんのその思いを科学・政策・国際的な視点につながる力に変えていく場所です。
ヘルスプロモーションケア科学領域の専門性
ヘルスプロモーションケア科学 領域では、地域の健康をよりよくするために必要な科学的根拠・政策の視点・国際的な視点・実践の方法を総合的に学びます。
「健康教育をする」だけではなく、政策を読み解き、地域のデータを分析し、実践を改善するための科学的な方法を身につけることができます。
さらに当研究室では、2007年からフィンランドのヘルシンキ大学やオウル応用科学大学と共同研究や学生のWeb交流を継続しており、国際的な視点から地域保健を学べる環境が整っています。
ヘルスプロモーションケア科学 領域で学べる内容
◆ 政策を読み解く力
- 地域保健政策・母子保健政策の理解
- 国・自治体の政策形成プロセス
- Evidence-informed Policy Making(根拠に基づく政策形成)
- 北欧諸国の政策・制度との比較(国際共同研究を活用)
◆ 地域の健康を“科学的に”見る力
- 疫学研究デザイン(コホート研究、ケースコントロール研究など)
- 地域健康指標の分析
- 母子保健・多胎支援などの専門領域の疫学研究
- フィンランドの母子保健との比較研究
◆ 実践をよりよくする力
- 実装科学(Implementation Science)
- 行動科学・健康行動理論
- 自治体保健事業の評価・改善
- 国際共同研究で学ぶ「実践の見える化」手法
🌍 国際連携(ヘルシンキ大学・オウル応用科学大学)
当研究室では、2007年からフィンランドの大学と連携し、
- 共同研究
- 学生のWeb交流
- 国際セミナー
- 母子保健・多胎支援の国際比較研究
などを継続しています。
北欧のヘルスプロモーションは世界的にも評価が高く、「地域で人を支える仕組みをどう作るか」という視点を国際的に学べる貴重な機会となっています。
院生も、国際交流に参加しながら、自分の実践を世界の視点で見つめ直す経験を積んでいます。
ヘルスプロモーションケア科学 領域の学びの環境
ヘルスプロモーションケア科学 領域には、地域保健・母子保健・行動科学・政策形成など、幅広い経験を持つ教員がそろっています。
社会人院生も多く、「実践を科学で説明したい」 「政策につながる研究をしたい」 「国際的な視点で地域を支えたい」
という思いを持つ仲間と一緒に学べる環境です。
忙しい中での学びは大変ですが、同じ思いを持つ仲間がいることで、前向きに取り組むことができます。