老年看護学
世界に類を見ないスピードで超高齢社会に突入した日本において、老年看護学の役割はますます高まると予測されています。
老年看護学分野では、老年期を生きる人が住み慣れた場所で最期まで豊かに生ききることを支援するための看護のあり方について探究しています。老年看護実践の場は、医療機関、介護施設、在宅、地域と多様であり、ヘルスプロモーションや介護予防、慢性疾患のセルフマネジメント、認知症を有する高齢者と家族へのケア、急性期医療を受ける高齢者の看護、看取りやエンドオブライフ・ケア等、看護実践も多岐にわたっています。
高齢者と家族のQOL向上に寄与する研究および理論の構築を目指し、多様なフィールドにおいて高い倫理観と豊かな高齢者観に基づいた専門性の高い老年看護実践ができる人材を育成していきます。