設備概要
共同利用・共同研究に供する施設、設備
施設、設備 | 概要 | 設備イメージ |
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全固体電池作製用グローブボックス |
大気非暴露下で全固体電池作製の全ての工程を行える点で,高い独自性を持つ。薄膜金属のスパッタや,機械的特性評価などほとんどの材料評価を行える。 |
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硫化物対応走査型電子顕微鏡 |
硫化物の観察が可能であることに,加えてグローブボックスから大気に暴露することなく,観察ができる点で高い独自性を持つ。 |
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X線回折装置 |
専用の測定セルを使用することで、グローブボックスから大気非曝露状態を保ちながら、電池材料のX線回折測定を行うことができる点で高い独自性を持つ。 |
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機械材料試験機 |
大気不安定な電池材料の粉体圧密特性や小型試験片の機械的特性を評価できる。 |
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複合化装置 |
全固体電池に用いる正極粒子と固体電解質粒子を乾式で複合化する粉体処理装置。大気非暴露で処理が可能である。 |
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粉体精密混合装置 |
付着凝集性の強い全固体電池用原料微粉体粉体の精密混合が可能な乾式混合装置。大気非暴露で処理が可能である。 |
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連続加熱型二軸混練装置 |
加熱しながら全固体電池用粉体の複合化処理が可能な連続型装置。大気非暴露で処理が可能である。 |
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透過型電子顕微鏡 |
空間分解能0.3nmの高分解能像を―170℃から400℃の幅広い温度範囲で取得できる。また、ホロコーン暗視野像取得機能を装備しており、マルチスケールでの微細構造観察ができる。 |
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メスバウア分光測定 |
大気中で不安定な物質やグローブボックス内で解体した電極材料などについて、大気非曝露状態でメスバウア分光測定を行うことができる点で高い独自性を持つ。物質中に含まれる鉄、スズ原子の状態について情報を得ることができる。 |
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レーザーラマン顕微鏡 |
大気非曝露状態を保つことの可能な専用観察セルを使用することで、電池材料のラマン顕微鏡観察を行うことができる。 |
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核磁気共鳴装置 |
大気中で不安定な電池材料について、グローブボックスから大気非曝露状態で、核磁気共鳴(NMR)測定を行うことができる。 |
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電子線マイクロアナライザー |
グローブボックスから大気に曝さず試料を導入し、ミクロ組織の観察と微小領域の元素分析を行うことができる点で高い独自性がある。とくに、付属する軟X線発光分光器は軽元素の検出や状態分析に有効である。 |