お知らせ
2026年8月10日
- 探求課題
- 探求課題
【探求課題】マイナス196℃の科学実験 〜高温超伝導体をつくろう〜⑤
■日時 2026年8月10日(月)13時30分~16時00分
■会場 大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス C10棟
■内容 マイナス196℃の科学実験 〜高温超伝導体をつくろう〜⑤
■概要 高温超伝導体 YBCO の磁化率を調査した。はじめに受講生は、講師から物質の磁性や磁化、そして超伝導体が示すマイスナー効果についての解説を受けた。次に、磁気特性測定システムの特徴を学び、試料を装置へ導入する準備に取りかかった。受講生は焼結した YBCO の中から測定に適した大きさのものを選び出し、ストローに封入した。ストローの全長とそれに対する試料の位置を細かく計測し、竹串を使いながら両者のバランスを調整した。試料を取り付けたロッドを慎重に装置へ挿入し、コンピュータ制御による測定をスタートさせた。
測定を待っている間に C10 棟 1 階のヘリウム液化室を見学した。容量 1600 リットルの大型貯槽や圧縮機、長尺ガードルなどの説明を受け、極低温の寒剤を安全に扱うための知識と理解を深めた。
実験室に戻り測定データを確認したところ、ある温度を境に磁化率が急激に減少する様子が観測されていた。超伝導状態へ移行する温度は約 91 K と評価された。最後に受講生は、1 回目の熱処理と 2 回目の熱処理を経た試料の磁化率の違いについて議論し、熱処理を重ねることで特性が向上した YBCO の超伝導現象を考察した。


