活動情報
2022年5月21日
- 実験
基礎実験①
■日時 5月21日(土)13時30分~15時30分
■会場 大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス A14棟「物理学生実験室」
■内容 基礎実験①
■概要 「ネオジム磁石の不自由落下」を実施した。アクリル、アルミニウム、銅の三種類のパイプを用意し、その中にボール型のネオジム磁石を落下させた。磁石がパイプを通過する時間を計測し、パイプの素材によって経過時間が変わる仕組みを考察した。
絶縁性のあるアクリルパイプに磁石を落とすと、磁石は重力の働きを受けて自由落下する。一方、銅やアルミニウムでは、磁場が時間変化することでパイプに誘導電流が流れ、磁石の落下を抑制する向きに磁場が生じる。銅はアルミニウムより電気伝導性があり、流れる誘導電流も大きくなるため、磁石の落下を妨げる力が強くなる。受講生は 5 つのグループに分かれて協力しながら実験を進め、あたかも不自由に落下する磁石の物理を学んだ。