研究成果

2022年6月30日

  • 共同研究論文
  • 掲載・出版

人工光合成研究センターの藤井律子准教授と神戸薬科大学、徳島大学、基礎生物学研究所らの研究グループの論文が欧州生化学連合の学術誌「FEBS Letters」の表紙に採用されました

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人工光合成研究センターの藤井律子准教授と神戸薬科大学、徳島大学、基礎生物学研究所らの研究グループの論文「Discovery of a novel siphonaxanthin biosynthetic precursor in Codium fragile that accumulates only by exposure to blue-green light」がJohn Wiley & Sonsが発刊する欧州生化学連合の学術誌「FEBS Letters」の表紙で紹介されました。

ミル(Codium fragile)は海岸に生育するので、満潮時には海中の青緑色の弱い光、干潮時には白色の強い光を使って光合成をしています。そこでは、集光タンパク質に結合したシフォナキサンチン という独特のカロテノイドが緑色の光を効率よく吸収して光合成をしています。このシフォナキサンチンはほうれん草などの陸上植物の集光タンパク質に結合しているルテインから生合成されると考えられてきましたが、実験的な証拠は何もありませんでした。今回の研究で私たちはミルに青緑色の強い光を照射するとシフォナキサンチンの前駆体が蓄積することを発見し、前駆体の化学構造を解明しました。これらの研究成果が高く評価され、表紙として選ばれました。

掲載論文  FEBS Letters, 2022, 596, 1544-1555