TOPICS
2025年6月24日
- NEWS
- 講演会・セミナー
2025年度第1回人工光合成研究センター講演会を開催しました
王先生は近年、触媒科学計測共同研究拠点の共同研究の枠組みで、クロロフィルの類縁体を無機固体触媒に結合させる取り組みを行っています。
王先生の実施している様々な無機固体触媒へのアプローチの中から今回は、ペロブスカイト太陽電池とスーパーキャパシターの2つの最新のトピックスについて、わかりやすくお話しいただきました。
約15名の参加者と、ご講演後も活発な議論が行われました。
- 講演タイトル 「Electropolymerized Chlorphyll Derivatives for Perovskite Photovoltaics and Supercapacitors」
- 講演者 Prof. Xiao-feng Wang (王 暁峰) 吉林大学(中国)物理学科教授
- 日 時 2025年6月24日(火)16:00-17:00
- 場 所 大阪公立大学 杉本キャンパス 理学部G棟1F サイエンスホール
- 参加方法 事前申込不要、参加費無料。現地に直接お越しください。
この度、共同研究者である中国吉林大学の王教授が本学を訪問される機会に、クロロフィル類縁体を用いたペロブスカイト太陽電池およびスーパーキャパシターに関する講演をお願いしました。詳細は以下の通りです。ご興味のある方はぜひご参集ください。
世話人:藤井 律子(人工光合成研究センター/理学部化学科(兼担))
連絡先:ritsuko[at]omu.ac.jp([at]を@に変えてください)/内線3624
講演概要
自然界におけるクロロフィルは、単分子と分子会合体の両方の状態で存在しており、その効率的な電子・エネルギー移動は、周囲のタンパク質の性質に大きく依存しています。
私たちのグループでは、このタンパク質の役割を解明するために、電気化学的手法を用いて様々な構造のクロロフィル誘導体の会合体膜を導電性ガラス表面に合成して、ペロブスカイト太陽電池やスーパーキャパシターを構築し、その性能を評価してきました。
本講演では、クロロフィル誘導体の分子構造や会合体の構造がデバイスの性能にどのように関連しているのかを、詳しく解説いたします。