研究概要

 私たちは,主として,接合,合成といったインターフェイスに着目して,鋼部材接合構造の高度化,鋼製橋梁や鋼・合成構造橋梁の高性能化を目指して研究を行っています.

合理的な接合部・継手部設計法の確立

継手部ボルト本数の削減を目的に

  • 現行の設計法の見直し
  • 限界状態の明確化
  • 限界状態を適切に考慮できる設計法の構築

research-1鋼 I桁摩擦接合継手部の解析及び実験事例

橋梁システム挙動を適切に反映した橋梁性能評価

橋梁システム挙動

  • 現存橋梁腐食状態の考察
  • 各構成部材の荷重分担システム
  • 残存耐荷力の評価

橋梁性能評価

  • 橋梁の振動ヘルスモニタリングに着目
  • 損傷による振動数変化のメカニズムを解明
  • 橋梁の残存耐荷性能を評価

research-2Abaqusを用いた全橋FEA

research-3

橋梁応答モニタリング

新形式橋梁の開発,新形式橋梁部材および接合構造の開発

皿ボルト・片面施工可能なボルト

  • 新素材を用いた橋梁形式の検討
  • 独創的な新しい橋梁形式の検討
  • 新形式高力ボルトの開発

FRP補修補強

・FRP材の材料物性値のばらつきを評価
・FRP橋梁の動的応答性能の検討
・FRP・高力ボルト併用した工法の検討

research-4新型高力ファスナーボルトセットの開発

高耐久な橋梁形式、橋梁部材、補修・補強方法の開発  

疲労耐久性に優れた鋳鉄床版の開発

  • 軽量かつ耐疲労性に優れた床版
  • 鋳鉄床版モジュール-主桁間における
  • すべり挙動および合成効果の評価

橋梁部材への補修補強

  • Uリブ鋼床版への当て板補強(疲労対策)
  • スタッドボルトを用いた片面施工当て板補強の検討
  • SFRC舗装補強工法

research-5

疲労耐久性に優れた鋳鉄床版の開発

research-6Uリブ鋼床版載荷実験およびFEM解析

合成・複合部材の力学挙動の解明とそれに基づく部材や接合構造の開発 

鋼コンクリート合成構造

  • 合成桁橋の主桁-床版接合部の耐力評価
  • 中間支点部における剛結構造の荷重伝達機構の解明
  • 合成床版に適用する底鋼板継手部の構造合理化の検討

research-7

合成構造に関する実験及び解析事例