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2025年7月14日
SDGsにつながる『Co-lorfulエプロンプロジェクト』の思いを繋ぐ「GC・SI副専攻ソーシャル・イノベーション(SI)コース」履修生の学生がポップアップステージで発表
本学の「GC・SI副専攻ソーシャル・イノベーション(SI)コース」では、積極的かつ能動的な国際共修を通じ、豊かな国際感覚を身に付け、社会課題の発見や解決を目指す活動を行っています。
本コースでは、2018年度から阪南市でフィールドワークを実施しており、阪南市で間伐材から作られる木糸を利用した「和紙の布」で子どもたちがエプロンを作り、子ども食堂のスタッフに贈る『Co-lorfulエプロンプロジェクト』の活動を行っています。
プロジェクトは、2024年9月からソーシャル・イノベーション研修(Socially Innovative Global Classroom:SIGLOC)とソーシャル・イノベーション実習:FRの履修生らがそれぞれの授業での活動を引き継ぎ、実現を目指してきました。
授業では、阪南市での調査、プロジェクトの立ち上げ・企画、阪南市や関係各所との調整、クラウドファンディングの企画・実施、SNSの立ち上げや運営、イベント企画など学生自らが担当。このプロジェクトが身近なSDGsについて考えるきっかけとなるような「種まき」となることを願い、活動してきました。
6月14日(土)には、現在授業を履修中の学生によるプロジェクトについての発表を実施。2回目の発表となる6月27日(金)は、ポップアップステージ東内で、このプロジェクトを形にするためにこれまで活動してきたかつての履修生による発表が行われました。
発表では、プロジェクト始動のきっかけやどのようにSDGsに貢献しているかなどを説明。2024年度のソーシャル・イノベーション実習:FRを履修した経済学部4年の黒川 歩乃さんと瀧山 佳緒さんによる、クラウドファンディングの企画についての説明、2024年度のSIGLOC(Socially Innovative Global Classroom)を履修した工学研究科博士前期課程1年の𠮷田 鷹次郎さんによる、子ども食堂でのエプロン作りなどの活動について紹介がありました。発表は日本語と英語で行われ、本学の協定校CUNY-Lehman校の学生のほか、海外からの来場者も足を止めて発表に耳を傾けていました。
また、発表後には来場者の方にエプロンにメッセージを書いていただき、和紙の布のサンプルが配布されました。イベント冒頭には、馬場 裕子特任講師の書道パフォーマンスがあり、大きく書かれた「命」の文字がステージに掲げられました。
𠮷田さんは「今回2回目の発表だったが、バトンを渡してくれた2人と発表ができ、より観客にメッセージが伝わる発表ができたと思う」、黒川さんは「企画の立ち上げから関わり、阪南市や関係者の方との調整は大変だったが、今回の発表に繋げられて嬉しい」、瀧山さんは「今回の活動が、自分たちの周りで起きていることに目を向け、すでにある仕組みを利用して解決方法を見つけるロールモデルとなれば嬉しい」と話してくれました。
次回2025年9月14日(日)には、阪南市の子ども食堂の方々をお招きし、留学生も加わってエプロン贈呈のイベントを行う予定です。本プロジェクトの集大成ともいえるイベントです。ご期待ください。
左から、黒川さん、瀧山さん、𠮷田さん
黒川さんによる発表
瀧山さんによる発表
𠮷田さんによる発表
馬場特任講師による書道パフォーマンス
約10mのスライドを使用して説明
観客前での発表
複数の国や地域からの来場者による寄せ書き
寄せ書きの様子
寄せられたメッセージ
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