博学連携講座「大阪(大坂)の遊廓・遊所」(2025年度)

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博学連携講座は、大阪公立大学と大阪市博物館機構が連携し、大阪市を中心に関西の豊かな歴史を多角的に明らかにすることを目的として開催されます。
江戸時代の大坂は、商業が隆盛し、人口も多く、畿内や西国などから訪れる人も多い最重要都市の一つでした。そうした大坂に設けられた遊廓は、都市大坂の発展・拡大と密接に関連しながら変遷をたどりました。単に「華やかさ」だけで説明できず、時代の矛盾が集約的にあらわれる場でした。そうした場に生きた遊女たちの実相を紹介するとともに、大阪の近代化のなかで遊廓がどのように変容したのかについてもお話しします。
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※感染症の流行や自然災害等の影響により、日程・開催方法・講座内容等が変更となる場合があります。
◆発熱や体調不良のある方は、参加をお控えください。
◆会場では基本的な感染症対策(手指消毒、換気の実施等)にご協力ください。
スケジュール
18時30分~20時00分(全4回)
※第1回目(12/2)のみ火曜日の開催となります。
第1回 12月2日(火)
堀江新地の茶屋町と茶立女
講師:吉元 加奈美(京都精華大学 国際文化学部 専任講師)
江戸時代の大坂には、遊女商売を黙認された茶屋が集まる遊所が、道頓堀の芝居地周辺や都市周縁部の新地に存在しました。茶屋で売春を含む接客に従事した茶立女(遊女)たちは、どのような日常を送っていたのでしょうか。堀江新地(現大阪市西区)の茶屋町を事例として、彼女たちが身を置かざるを得なかった社会の具体相に迫ります。
第2回 12月8日(月)
浄瑠璃作品に描かれた大坂の遊廓
講師:久堀 裕朗(大阪公立大学大学院 文学研究科 教授)
浄瑠璃の世話物には、大坂の遊廓を舞台にした作品がたくさんあります。近松門左衛門の『冥途の飛脚』(新町)や『心中天の網島』(曾根崎新地)などを取り上げながら、文学作品を通して当時の遊廓の様子を紹介したいと思います。
第3回 12月15日(月)
近世都市大坂における光と影 ―遊女の褒賞と自害―
講師:塚田 孝(大阪公立大学大学院 文学研究科 客員教授)
これまで都市大坂の新地開発と茶屋(黙認遊所)の関係などについて研究し、その上に立って、孝子として褒賞された遊女や自害(心中)・殺害された遊女について紹介してきました。今回はそれらをまとめてお話ししたいと思います。
第4回 12月22日(月)
近代大阪の遊廓社会
講師:佐賀 朝(大阪公立大学大学院 文学研究科 教授)
江戸時代に形成された大阪の遊廓や遊所は、明治維新後、どのような推移をたどるのでしょうか? この講座では、明治初年の居留地開発と「松嶋遊廓」(現大阪市西区)の開設に始まり、1872年の芸娼妓解放令を経て、近代公娼制度が成立する時期を中心に、近代大阪の遊廓について都市社会史の視角から論じます。
- 開催場所
- 大阪公立大学I-siteなんば 2階(大阪府大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号 南海なんば第1ビル)
- 対象
- どなたでも
- 定員
- 100名(申込者多数の場合は抽選)
- 受講料
- 4,000円(全4回分)
※現金のほかキャッシュレス決済もご利用いただけます。
【利用可能な決済方法】
・クレジットカード:Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
・電子マネー:ICOCA、PASMO等の交通系IC(PiTaPaは利用不可)、QUICPay、iD
・QRコード:PayPay、d払い、楽天Pay、au PAY、メルペイ、WeChat Pay、Alipay - 申込期間
- ~2025年11月9日(日)【必着】
- 申込方法
「申込フォーム」から申し込みいただくか、「往復はがき」に
(1)氏名(フリガナ)
(2)年齢
(3)郵便番号・住所
(4)電話番号
(5)この講座を知ったきっかけ
をご記入の上、次の宛先までお申し込みください。(注意)受講の可否は11月21日(金)までに通知します。届かない場合は必ずお問い合わせください。
お一人様につき、一回のお申し込みが必要です。- 上記申込フォーム
- 往復はがき
〒556-0012 大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号 南海なんば第1ビル
大阪公立大学 産学官民共創推進室 「大阪の遊廓・遊所」係
(注意)返信用はがきは両面とも白紙でお送りください。
※お申し込み後にキャンセルする場合は電話、メールまたは下記の「公開講座申込キャンセル申請」フォームよりご連絡ください。
- お問い合わせ先
- 産学官民共創推進室 社会連携担当 Tel 06-7656-5112 Fax 06-7656-5203
Eメール gr-shak-ext01[at]omu.ac.jp [at]の部分を@に変更してください。