お知らせ

2025年9月28日

  • イベント

11/28、大阪公立大学文化資源学会主催シンポジウムを行います

大阪公立大学文化資源学会日韓交流シンポジウム

『福祉・医療・教育に果たす音楽の役割』

開催趣旨

 近年、音楽は、医療・教育・福祉など様々な領域での具体的な効果が指摘されています。たとえばリハビリテーションにおける身体機能の改善や教育現場での子ども同士の関わりの促進、地域社会における孤立防止や交流の創出など、音楽は人と人をつなぎ、共に取り組む基盤を築く可能性を持っています。
 本シンポジウムは、大阪公立大学大学院文学研究科文化構想学専攻文化資源学専修、同大学大学院リハビリテーション学研究科、韓国・大邱韓医大学中等特殊教育学科の協力により開催されます。発表では、次のテーマを取り上げます。

  • コミュニティ音楽療法の実践(地域や集団の中で音楽を共有する取り組み)
  • 発達性協調運動障害(DCD)に関する国際的な取り組み(手や体の動きを計画的に行うことが難しい発達障害支援に関する世界の研究動向)
  • リハビリテーション領域における音楽研究(音楽を活用した身体機能回復や生活改善の試み)
  • 韓国の音楽療法の現状と特別支援教育への可能性(教育現場における応用の展望)
  • 韓国の特別支援教育の現状と課題(制度や実践の最新動向)

 本シンポジウムのねらいは、日韓それぞれにおける音楽の活用の現状を紹介し合い、互いに学び交流することにあります。教育・医療・福祉など多様な領域における実践や研究を国際的な視点から共有し、音楽が果たす役割を広く考えることで、今後の展望を共に探る場とすることを目指します。