教室案内

教室概要

集中治療医学は、2022年4月1日に誕生した新しい教室です。従来、救命救急医学が管理していた集中治療室(ICU)と循環器内科が管理していた心血管疾患集中治療室(CCU)、およびハイケアユニット(HCU)を統括して、管理・運用しています。2022年10月1日より病院10階に最大16床まで増床可能な新たな集中治療センター (ICU/CCU) が開設されました。当集中治療センターの入室患者は、

高侵襲手術周術期患者
院内重症患者
Rapid Response Team (RRT)対応患者、およびコードブルー患者
急性冠症候群(ACS)や急性心不全、大動脈解離を中心とした循環器救急疾患と急性期脳卒中患者

であり、主に急性期重症患者の集中治療管理を行っています。
集中治療科専従医と各診療科の医師、看護師（専門/認定/特定看護師を含む）、薬剤師、栄養士、臨床工学技士、理学療法士などのコメディカルとともに、

速やかな急性・重症疾患の標準治療の提供
医師間での診療レベルのばらつきを減らす
医療安全を高める
人工呼吸離脱や早期退室、早期リハビリなど患者の退室後の生活の質(Quality of Life: QOL)も考慮した効率的ベッドコントロール
集中治療教育、および研究

などを目指しています。
また、集中治療センター内での積極的治療と終末期医療の線引きに関する問題も多職種カンファレンスにて検討し、患者や患者家族はもちろん、医療スタッフのケアにも努めています。