学生教育について

医学科4年生 講義「集中治療から見た循環器内科学」

集中治療における血行動態評価法、循環作動薬や補助循環の役割、ショック病態の違いによる治療法について、循環器内科学の知識を基本に実際の臨床現場での考え方について学びます。単なる座学でなくできるだけ知識の定着がしやすいよう参加型授業になるよう心掛けています。

 

医学科5年生 クリニカルクラークシップ「シミュレーターを用いたショック患者の病態考察と処置」

医学科4年生までの受動的座学ではなくactive learningとして、「次は自分一人でするのだという心構えで見入る姿勢」「侵襲的手技をシミュレーターで最後まで完結させる」「患者を不安にさせない声掛け」を中心に「プロフェッショナリズム」を強調し、同じ手技を繰り返し実習させています。当大学医学部に隣接するあべのメディックスには、各種シミュレーション器材をそろえた医療現場で役立つ様々な技術をトレーニングすることができる日本有数のスキルス・シミュレーション・センターがあります。シミュレーターを用いた気道確保・気管挿管、心臓マッサージ、電気的除細動、中心静脈路確保など基本的な心肺蘇生法に関して実臨床に即したシナリオで学んでいきます。