患者の皆さまへ
臨床検査科より
安全で質の高い医療は精度の高い検査によって支えられています。
日常診療で重要な臨床検査の多くは、中央臨床検査部にて行われています。臨床検査には検体検査とよばれる血液検査や尿検査などの検体を測定する検査と、生理検査と呼ばれる心電図や超音波検査などの人体を直接計測するような検査があります。
生理検査を受ける際に、主に測定を担当しているのは臨床検査技師です。その判定を検査技師や医師が行い、最終的に医師がその検査結果から診断を行います。超音波の測定、心電図の判読などには専門的なスキルが必要であり、日々正しい結果を返すべく研鑽を積んでいます。
一方の検体検査は、患者さんからは普段みえにくい仕事かもしれません。病院3階の採血室奥の検査部内で、採血後の血液検体は検査機器により測定され結果の値がでてきます。普段、検査値が印刷された用紙を主治医の先生から渡された患者の方も多いと思います。しかしながら、常に機械が正しい検査値を出せるとは限りません。実際のところ、突発的なエラーは避けられませんが、最小限にするには「臨床検査の精度管理」が必要です。具体的には、検査機器の動作確認、正しい値を出せるかのテスト、患者さんの病態と合わない極端な検査値がでていないかなど、多方面からの検討を臨床検査医や検査技師が協働で毎日管理しています。当検査室は2017年には国際規格ISO15189 (臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項)の認定を取得しました。これからも信頼できる検査結果を返せるよう、患者さんの診療を裏から支えていきたいと思います。
大阪公立大学医学部附属病院 中央臨床検査部(病院)のホームページ
医療情報部より
安全で質の高い医療は適切な医療情報の管理運用によって支えられています。
近年、医療施設への電子カルテ導入が進み、今や電子カルテなしでは安全に診療が継続できない時代となっています。医療情報部は、患者様の要配慮個人情報である医療記録を安全に管理し、診療が効率的に滞りなく行われるよう電子カルテをはじめとした様々な医療システムを運用・管理しています。また、医療者が日常診療で記載する診療録の質が担保されるよう、医療者に対し適切な診療録の記載法に関する評価とフィードバックを行っております。
医療情報部が直接患者様と関わることは少ないですが、病院へのサイバー攻撃、国が進める医療DX、電子カルテデータの医学研究活用など、医療情報のデジタル化に伴いこれまでになかった数々の問題や要望が生じている昨今、これら新規の課題にも適切に対応できるよう情報を日々アップデートしながら、鋭意取り組んでおります。