研修医の体験談

研修医の体験談

2023年度

  • 古川綾乃先生

    • 古川綾乃先生

      • 出身大学
        兵庫医科大学
      • 卒後年数
        1年
    • 研修期間

      2023年4月〜5月
      (2か月間)

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      朝カンファでのプレゼンと抄読会での発表

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      総合診療科の役割と診療方法について学びたいと思いました。選択した理由は、出身大学での総合診療科実習が興味深かったからです。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      外来で予診から最後までひとりで対応できるかは心配でした。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      初期研修が始まってすぐということもあり、日々の業務をこなしているとあっという間に進みました。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      朝カンファレンスでのプレゼンは最初は聞くに耐えないような仕上がりでしたが、毎回アドバイスをいただき、それを参考にしながら工夫しました。そのおかげで最後にはましなプレゼンができるようになりました。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      プレゼンの組み立て方や問診をとる上で必要なスキル

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      プレゼン力や問診はどの診療科をまわっても大事なことだと思うので、とても役に立つと思います。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      プレゼンの仕方や、外来患者さんの治療方針について

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      自分が診てもらいたいと思える医者になりなさい

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      あたたかく話しやすい雰囲気でした

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      先生方が優しくたくさんアドバイスしてくださるので、ひとつひとつを大切に身につけていけば良いと思います。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      安心できる診療科

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      人に喜ばれる医師に

    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      初期研修の最初に総合診療科をローテートでき、とても良かったです。ありがとうございました。

2022年度

  • 藤田知美先生

    • 藤田知美先生

      • 出身大学
        東京女子医科大学
      • 卒後年数
        1年
    • 研修期間

      研修医 1年目の2月、3月
      (2か月間)

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      自ら進んで行動する。
      自信をもって発言する。

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      広域な医学知識及び、病因が不明な方への接し方を学びたかったから。また、病気のみでなく、患者への向き合い方を学びたかったから。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      研修医が初めに初診をとるため、初対面の人にどこまで心を開いてもらい、情報を得ることができるかを心掛けました。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      午前中は外来研修を行い、午後は病棟管理を行いました。外来では、指導医からのフィードバックをすぐにいただけ、自分自身に足りない部分の修正を行うことができました。また、病棟管理では、疑問に思ったことを上級医へ聞きやすい環境を作ってくださり、些細な疑問にも対応していただきました。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      自分自身の責任感の低さ、知識がないがゆえの発言への自信のなさを痛感しました。また、プレゼンが苦手であったため、人前で話すことになれることに苦労しました。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      アウトプットの仕方、自分の表現の仕方。

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      患者に対してICする際、診察する際に、やはり知識と自信をもっている医師に診てもらいたいです。今回得たその心がけは、今後よりよい医師になるうえで役立つと思います。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      患者についての医学的質問及び、内科としての進路相談。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      毎回所見を取り、新規所見について、一つの疾患、既出の疾患にとらわれず、必ず毎回一から鑑別を考える。常に一番疑わしい疾患以外に挙げられている鑑別を頭の片隅に置いておく。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      上級医に何でも質問しやすい環境でとてもよかったです。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      発表の機会が多くあるので、失敗を恐れず、勉強してきたことを堂々と発表することに挑戦してほしいです。また、患者さんへICをすることで、自分の言動への責任感を持つことができると思います。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      患者さんの最後の頼みの綱

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      目の前の患者を救うこと

    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      自分で考える力、責任感を持つこと、他者へ伝える力を高めることができたとても充実した二か月間でした。 ご迷惑を多々おかけしましたが、ご指導いただき、誠にありがとうございました。

  • Y.I先生

    • Y.I先生

      • 出身大学
        大阪公立大学
      • 卒後年数
        1年
    • 研修期間

      研修医1年目の12月、1月
      (2か月間)

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      ①プランする力
      ・アセスメントだけで終わらないこと
      ・検査の結果毎にプランを考えておくこと
      ②上級医が何を考えて行動しているのか予想すること
      ③方針が変わる検査をすること
      ④正常な画像をたくさん見ること

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      総合診療科では科によらず、幅広い勉強ができると思って選びました。
      先生方が何を学べばいいかを真摯に教えてくださったので、何を学びたいかはっきりしない方にもおすすめです。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      外病院での研修で、同期の研修医よりできることが少ないのかな、と心配でした。
      外病院には総合診療科の上級医の先生がいらっしゃり、わからないことがあればサポートしてくれたので、安心でした。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      午前中は外来見学、午後は病棟業務や抄読会、およびカンファレンス準備などをしていました。たまに、学生の講義に参加したり、先生の外勤に連れていっていただいたり、と他の科では経験できないことをたくさんさせていただきました。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      気づいたことは、自分が全く先のことを考えていないことでした。身体所見、検査結果の予想、最終的なゴール、等の今後の展開について先生方はしっかり予測をたてて行動されていました。感じたことは、当科を研修してよかったなと思ったことです。医師としての基本を全先生方から教えていただけました。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      医師の基本的な部分を学べました。また、患者さんとの接し方を首藤先生が丁寧に教えて下さり、勉強になりました。

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      今後、私が主治医でよかったと患者さんに思っていただけるようにこの経験を役立てたいです。首藤先生の外来をみていると、先生の発言で患者さんが嬉しそうにするので、真似したいなと思います。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      なんでも答えていただけたので、遠慮せずになんでも質問できました。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      方針の変わらない検査をするな、と教わりました。漫然とした検査、処方に気を付けないと、と思いました。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      居心地がとてもよく、ずっと医局のデスクをお借りしていました。秘書さんや先生方が静かにお仕事されているので、自分も勉強しようってなりますし、入院患者さんの方針について何か変化があればすぐに教えていただけました。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      総合診療科を志望されない方でも、医師に必要な基本を学べます。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      医師としてだけでなく、人間としても学べるところです。

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      自分がこんな先生にみてもらいたいと思う医師になりたいです。

    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      2か月間という短い間でしたが、ありがとうございました。ここまで親身になって教えていただける科は他にはなく、今後も学んだことを度々復習しようと思っています。総合診療科で学んだことを忘れず、残りの研修期間、そして今後も活かしていけるように頑張ります。本当にありがとうございました。

  • 眞井慶先生

    • 眞井 慶先生

      • 出身大学
        東京女子医科大学
      • 卒後年数
        1年
    • 研修期間

      研修医1年目の1月、2月
      (2か月間)

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      ①チーム医療の実践
      ・他の先生に指摘される前に自分から考えて行動する。
      ・発表やプレゼンテーションは事前に計画を立てて行う。
      ②一緒にいて楽しいと周囲に感じさせる力
      ・笑顔で挨拶をする。
      ・余裕がない時でも感謝の気持ちを伝える。

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      総合診療科では「病気」だけでなく、背景や想いを含めた「病人」を診ることを学びたいと思いました。ただ病気を治すのではなく、背景を含めて包括的に人を診る、個々の患者さんに合った医療を提供することを吸収したいと思い総合診療科を選択しました。また、医学教育にも積極的に取り組まれていると知り、私も研修医として医学生さんに教えることで自身の学びを深めることができるのではないかと思ったことも理由の一つです。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      総合診療科では、研修医が予診をとらせてもらえる機会が多くあると聞いていました。身体症状を確認するだけでなく、患者さんの気持ちに寄り添い、生活背景を含めた丁寧な問診を心がけました。
      様々な主訴の患者さんが多く来院されるという話を聞いていたので、OSCEで学んだ問診や診察スキルで対応できるのか不安でした。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      午前中は外来、午後は病棟業務や抄読会・カンファレンス準備などをしていました。外来ではたくさん予診をとらせていただく機会がありました。先生方にご指導いただきながら、十分な症状傾聴と身体診察から診断に至るプロセスを学びました。また、週に一回の東住吉森本病院でのER研修では、大学病院では経験できないcommonな症例を多く診ることができました。救急現場で必要な問診、診察、検査、治療を的確かつ迅速に行うことを学びました。カンファレンス準備では基本的なプレゼンテーションの形式を教えていただきました。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      先生方の診察に同席させていただく機会が多くありました。その時に感じたことは、総合診療科の先生方は病気だけでなく、患者さんの背景を知り、思いに寄り添い、患者さん一人一人に合わせた医療を提供されているということでした。
      苦労したことは、総合診療科を受診される患者さんは症状が多彩であり、鑑別疾患を挙げることや時間内に適切な問診や身体診察を行うことでした。学生の時に学んだ身体診察を復習したり、予習して鑑別疾患を想起しつつ問診を行うように工夫しました。総合診療科を受診される患者さんの多くは、診断がついておらず不安を抱えている方が多かったため、十分な症状傾聴を心がけました。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      多くの医学的知識や技術はもちろんですが、首藤教授がおっしゃっている「病気」だけでなく、「病人」を診ることを実際に感じることができたのは大きな学びとなりました。私たち医療者は「病人」を診ていることを実際の医療現場で痛感し、その重要性に改めて気づくことができた2か月間でした。また、抄読会やカンファレンス準備を通して、他者に伝えることの難しさ、伝えるために十分な準備や自己学習が必要だということを学びました。学生さんと関わる機会が多く、人に教える時には自分で理解する時以上に学びを深めることができると知りました。

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      「病人」を診ることは将来どの診療科に行っても、絶対に役立つと思いました。今回の研修で得たものを忘れずに、今後に役立てていきたいと思います。また、発表の機会や人に教える機会が多かったことは、臨床現場で患者さんやご家族に説明する時にも活かされると思いました。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      総合診療科では、複数の診療科に携わっていらっしゃる先生方が多く、3年目以降の進路や医師としての働き方についてたくさん相談に乗っていただきました。また、外来や病棟業務でも常に上級医の先生方が近くにいてくださるので、医学的にわからないことをすぐに質問したり、相談できる環境でした。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      やはり、「病気ではなく病人を診ること」です。首藤教授からご教示いただく機会もあり、総合診療科の他の先生方からも「病気ではなく病人を診ること」について教えていただきました。先生方と一緒に患者さんのベッドサイドに行き、先生方が日常の診療で患者さんのどこに注目して考えているかというのを実際に教えていただく機会に恵まれました。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      とてもアットホームな雰囲気の医局で、2か月間楽しく研修することができました。医学的知識や手技で不安なことも多かったのですが、先生方が優しく見守りながらご指導くださったので、とても安心して積極的に取り組むことができました。また、医局に入ると秘書さんがいつも優しく声をかけてくださいました。研修医の机も上級医の先生方の近くにご用意してくださるので、先生方とお話できる機会も多く、とても居心地の良い医局でした。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      総合診療科では、先生方の診療を間近で見ることができ、首藤教授がおっしゃている医療知識や技術を「盗む」機会がたくさんあります。ぜひ、積極的に研修に取り組み、豊富な知識や技術を持っておられる先生方から一つでも多くのことを「盗む」こと、吸収することを心がけてほしいと思います。また、医師として基礎となる重要なことを学ぶ機会が多いので、なるべく早い時期に総合診療をローテートして欲しいです。公大病院で研修される研修医の先生方はぜひ、総合診療科をローテートしてください。

    研修を振り返って
    • あなたにとって総合診療科とは?

      総合診療科には多彩な症状を抱え、診断がつかず困っている患者さんが多く来院されます。しかし、総合診療科で長年の悩みが解決し、安心して帰られる患者さんの姿はとても印象的でした。私にとって総合診療科とは専門診療科が定まらない患者さんに対応し、適切な専門診療を受けられるように導く役割を担っていると思います。また、専門領域に関わらず総合的に患者さんを診ることができる診療科でもあると思います。

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      学生の時から患者さんに寄り添える医療者になりたいという憧れがありました。しかし、実際に医療現場に出てみるとその事がいかに難しく、そして重要であるかを痛感しました。医師としての知識や技術の習得を続けることはもちろんですが、患者さん一人一人の思いに傾聴し、寄り添い続けることが私の医療者としての目標です。

    • 全体を通しての感想

      2か月間という短い間でしたが、ありがとうございました。とてもアットホームな雰囲気の医局で、経験豊富な先生方が温かく見守ってくださっていたので、心配性の私でも積極的に研修に取り組むことができました。総合診療科で学んだことを忘れず、残りの研修期間、そして今後も活かしていけるように頑張ります。本当にありがとうございました。

  • I先生(2022年6月-7月)

    • I先生

      • 出身大学
        金沢医科大学
      • 卒後年数
        1年目
    • 研修期間

      2022年6月~7月

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      1.外来で患者に適切に問診・身体診察をし、自分なりの鑑別疾患を考えプランを立てること
      2.症例提示の際、上級医に適切にプレゼンテーションを行うこと

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      患者への適切な問診と身体診察の行い方

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      外来診察の進め方がわからず不安だったのと鑑別疾患をキチンと挙げられるのか心配でした。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      私は大学病院と東住吉森本病院、葛西医院で研修しました。
      大学病院には他院では診断・治療困難な患者さんが多く、毎日外来で問診と身体診察をさせていただきました。総合診療科の先生方は診察や患者さんへの接し方、病状説明の仕方がとてもスマートで、日々自分なりにテクニックを吸収することを心がけていました。

      東住吉森本病院では2次救急で研修し、急性期のCommon diseaseを数多く経験しました。葛西医院では訪問診療に同行し、疾患管理だけでなく終末期の患者さんの寄り添い方や、その家族へのサポートの仕方を学びました。葛西医院の小林先生の「いつも患者さんの心に寄り添う診療を意識すればいい」という言葉がとても心に残っています。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      研修中に苦労したことはカンファレンスや外来での上級医へのプレゼンです。
      プレゼンに関して首藤教授から①短文②5分以内③話す速度は200字/分④「とか」「など」をいわない⑤「ぶれない」日本語を使用する⑥原稿を準備する、というアドバイスを頂きました。最初は簡潔で要領を得たプレゼンができませんでしたが、普段からこのアドバイスを意識するようにしたところ徐々に改善しました。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      診療に関する知識はもちろん、患者へのアプローチの仕方やプレゼンのスキルが得られました。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      診療とプレゼンについて相談しました。
      診療については何もわからない状態だったので、デスクの配置や診察の仕方、どこを観察しどう評価するのかといった基礎的なことを沢山教えていただきました。またプレゼンの原稿の添削や参考書の紹介などをしてくださいました。とても丁寧に教えていただき、今も時々当時のメモを読み返しています。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      首藤教授から教えていただいた「病気でなく病人」を、「病でなく人」をみることです。また医学部5、6年生ともカンファや外来で一緒に研修するのですが、皆レベルが高く彼らからとても刺激を受けました。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      医局の雰囲気は大変すばらしく、居心地がとてもよかったです。
      総合診療科には様々な専門医資格を持った先生が沢山いらっしゃるため、午前中の外来でわからないことや心に引っかかる検査所見があると午後に先生方にすぐ質問することができました。また病棟業務など私が困っている時も手厚くサポートしてくださいました。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      先生方の外来を見学できるのは本当に貴重で、外来のスキルや患者さんへの接し方はこの科でしか学べません。
      この科で学んだことは今後の医者人生において大変役に立つと思います。

    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      総合診療科の研修では急性期~慢性、終末期まで様々な段階の患者さんを診ました。
      そこでガイドラインはあっても治療やサポートの仕方が一人ひとり異なることを知り、首藤教授から「答えは患者の数だけある」と教えていただきました。
      答えを探すだけでなく答えを創造できる、「人」を診る医者になるため日々研鑽に努めてまいります。

      最後に、総合診療科では医者の診療のスキルはもちろんマナーや目配り、気配り、心配りなど一人の社会人として大切なことを教えていただきました。
      2か月の研修期間中、何もわからない私を手厚くサポートしてくださり社会人としてはまだまだ未熟ですが成長することができました。
      お世話になった先生方、本当にありがとうございました。

  • B先生(2022年4-5月、7月)

    • B先生

      • 出身大学
        大阪市立大学
      • 卒後年数
        3年
    • 研修期間

      2022年4-5月、7月

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      日々の外来診療で担当した患者様の疾患に応じた復習事項や新たな発見に対する勉強。

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      一番はプレゼンテーションのスキルを磨くことができそうだったのが理由です。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      特になし

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      医局員の先生方や看護師さん含めスタッフの方々が皆さま学生や研修医の受け入れに対して前向きであり慣れておられたので、非常に過ごしやすい環境でした。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      入院が少ないので、緊急入院が入ったりするとバタバタしてしまいますが、医局員の先生方が全力でサポートしてくださるので特に苦労したことや戸惑ったことはなかったです。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      プレゼンテーションのスキルと経験と段取りを学ぶことができ、貴重な経験だったと思います。

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      入局してからも学会発表などプレゼンテーションの機会は何度も訪れるので、研修医の間に一度でも経験しているのとしていないのとでは大きな違いがあると感じました。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      日々の外来診療で疑問に思ったことは即質問できましたし、入院患者様についても医局へいけば必ずどなたかが対応してくださいました。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      患者様と話す際に、尻すぼみの声で話しがちな医師が多いが、それだとせっかく内容のあることを話していても伝わらないので、語尾にかけて大きな声ではなすとよいということが初歩的かもしれませんが今後に活かしたいと思いました。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      皆さん仲がよさそうで和気あいあいといしている印象でした。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      何度も書いておりますが、一度はプレゼンテーションを学んでおくのが今後に必ず生きると思います。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      各専門家が集まって原因不明の病の正体を暴く科でしょうか。

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      年齢を重ねても、常に患者目線に立って行動したり話したりできる医師であり続けたいです。

    全体を通しての感想
    • 研修を振り返って

      他の診療科では目にすることが少ない疾患もたくさん経験できたため、非常に有意義な時間を過ごさせていただくことができたと思います。
      私的事情も理解してくださり、かなり助けていただき非常に感謝しております。
      ありがとうございました。

2021年度

  • 山下耕平先生(2021年11月~12月)

    • 山下耕平先生

      • 出身大学
        香川大学
      • 卒後年数
        1年目
    • 研修期間

      2021年11月~12月

    研修の内容について
    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      一般内科疾患を全体的に診られるようになりたいと思い、選択しました。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      午前は外来研修、午後は病棟や発表会の準備などを行いました。
      病棟に入院する患者が少なかったため、学生の講義にチューターとして参加するなど、声をかけていただく機会も多かったです。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      自分自身が今まで患者に対して型通りの診察しかしてこなかったのだと感じました。心理的な要因が関与する方を見ることが多々ありましたが、ストレス要因を聞きだす難しさなどを実感しました。
      工夫した点は、「今日は胸の聴診を意識する」「今日はプレゼンできるようにする」など毎日小さな目標を立てて、研修に臨むようにしたことです。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      毎日外来で診察していたこともあり、初診患者の診察・方針の立て方について当初より考えられるようになりました。また、診察スキルや、紹介状の書き方、プレゼンの仕方など基礎の基礎から教えていただきました。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      診察やカルテ記載などのわからない点は、その都度あいまいにせずに質問しました。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      研修医1年目であってもそれを理由にできないことを正当化していてはいつまでたっても一人前になれないといわれたことが印象に残っています。
      外来の診察の時に自分が診断をつけなくても、指導医がすべて診断してくれるため、任せてしまう傾向でしたが、それ以降は鑑別や治療方針について考えるようになり、意欲的に取り組むことができたと思います。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      気さくに話かけてくださり、質問などもしやすい雰囲気です。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      2カ月の研修は意外とあっという間に終わるので、日ごとに簡単な目標を立てて取り組むとよいと思います。

    全体を通しての感想
    • どの先生方も丁寧に教えてくださり、非常に有意義な研修になったと思います。

  • 松本真依先生(2021年6月~7月)

    • 松本真依先生

      • 出身大学
        川崎医科大学
      • 卒後年数
        1年目
    • 研修期間

      2021年6月~7月

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      〈診察技能と患者ケア〉
      ①患者さんの背景(日常生活について)をもう少し詳しく聞く。
      ②病歴聴取の項目を矢継ぎ早に質問するのではなく、会話していく中で聴取する。

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      外来での診療について(対応や診断までの考え方など)を学ぼうと、研修ローテで選択しました。外来研修は必修なので、総合診療科を選択していない研修医も週に1回、学ぶ機会はあります。しかし、総合診療科を選択する事で毎日続けて外来診療をすることが出来るため、前日の反省点を翌日に活かす事ができ、すぐに慣れる事が出来ました。学生の時は、一つの主訴から何を考えて問診すれば良いのか、聞き逃しがないようにしなければと緊張し慌てる場面がありましたが、2ヶ月間の研修期間を通して、落ち着いて問診ができるようになりました
      また、症例発表や学会発表の機会があり、研修医の間に発表の「型」を学ぶ事が出来ました。ありがとうございました。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 医局員数がたくさん多いというわけではないので、みなさん全員とお話しする機会がありとてもアットホームな雰囲気でした。医局で過ごす時間が多かったのです。雑談したりととても楽しい時間を過ごしていました。

  • 枡谷彩耶先生(2021年4月〜5月)

    • 枡谷彩耶先生

      • 出身大学
        東京女子医科大学
      • 卒後年数
        1年目(2020年卒業)
    • 研修期間

      2021年4月〜5月

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      【医学知識と問題対応能力】
      1)医療面接、身体診察のあとに必ずプロブレムリストを整理する
      2)自分なりに鑑別疾患やプランを考える
      【一緒にいて周囲に楽しいと感じさせる力】
      3)聞くではなく“聴く”(14の心と耳を持って相手を理解する)
      4)心地よい挨拶や反応をする

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      総合診療は医療の最も根幹にある分野であるように自分は感じていて、研修医として医療の原点である総合診療をきちんと学びたいと思いました。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      医師になり初めての研修だったこともあり、毎日新しく学ぶことを積極的に自ら吸収していく姿勢を心掛けていました。
      心配だったことはたくさんあります…。学生の時にOSCEで学んだ鑑別がどれほど臨床現場で活かせるか研修前とても不安でした。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      外来では問診や身体診察を毎日やらせていただき力がつきました。研修が進むにつれて自分なりに鑑別やアセスメントプランを立てるようになり、鑑別の不十分さを痛感し難しさを学びました。アセスメントプランを考えることを、習慣にすることで、自分は今どのように患者さんへアプローチしているのかを明確にすることができとても勉強になりました。総合診療科では院内の外来だけではなく、市中病院の救急外来を経験することもでき、スピード感のある救急診療を学べたのもとても勉強になりました。病棟業務では、診断がはっきりしない患者さんに対して、どのような診療を行えばよいか、先生方と検討しながら診療を進めていきました。その過程でも鑑別やアセスメントプランはとても重要であることを学びました。毎日プレゼンテーションを行うことで、端的にそして的確にまとめる方法を学ぶことができました。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      先生方の問診や身体診察を見る機会は研修中にたくさんあったので、その1回1回を見て感じたことはしっかり自分のものにして、「次自分がやるとき」を常に考えながら過ごしました。教授がおっしゃっていた「スキルを盗む」ということです。先生方の思考回路にくらいつき、自分なりに考えることを心掛けました。医学的な知識はまだまだ不十分なので、今後様々な症例を経験して成長していきたいです。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      医学的知識はもちろん、医師としてあるべき姿や像を学ぶことができました。様々な背景を持つ患者さんに対し個別に対応して、その患者さんに合ったアプローチの仕方を考えるということは、6年間教科書で学んできた知識を超えて臨床でしか学ぶことができないことを実感しました。
      総合診療科では、ある一人の患者さんをみたときに問診・身体診察、アセスメントプランといった一連の流れを自分の中で定着させまとめることを日々行ったので、このような考え方は研修前よりも習慣になったと思います。

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      今後様々な科で研修し、たくさんの患者さんに出会うことになります。例えば血液検査や画像検査は病状を評価する上で重要な一部になりますが、やはり大事なのは患者さんの問診や診察だと今回の研修でとても感じたので、この2つは丁寧に行っていきたいと思います。そのうえでアセスメントプランを自分なりに考えられる力を今後つけていきたいと感じています。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      日々の診療で分からなかったことはすぐにその場で質問し、疑問を解決するようにしていました。例えばどうしてその治療薬を選択したのか、他の方法は何があるかといったことです。その場ですぐ答えを聞くのではなく、一度自分で調べたうえで先生とディスカッションできたのはとても勉強になりました。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      心に残っていることはたくさんあるので、どれか1つというと選べないですね。
      ひとつ挙げるならば「私たちは病気ではなく人を見ている」です。どうしても患者さんの病気にばかり目が行ってしまいがちですが、医師として大切なのは患者さんの病気ではなくその人自身を見るということです。様々な背景を持つ患者さんに自分は医師としてどう関わっていけるか、とても勉強になった2か月でした。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      先生方は皆さんとっても優しく面白い人達ばかりです。初日から毎日とても楽しかったです。アカデミックな先生方なのでたくさん教えていただき、多くの医学的なことを学ぶことができました。2か月間とても居心地がよかったです。また秘書さんもとても優しく、私が困っていたらすぐに気づいて下さりサポートしてくださいました。
      医局に机を用意してくださったので、自分も総合診療科の1人のように診療に携わることができたように感じたのも嬉しかったです。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      きっと将来どの科に進んだとしても、総合診療科で得たことは生かされてくると思うのでぜひ2か月どっぷりと総合診療を学んでほしいなと思います。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      総合診療は医療の最も根幹にある分野だと思います。どんな病気も診断がつかなければ治療を始めることができません。2か月間の研修で、やっとの思いで診断がついて治療を行い軽快し喜ばれる患者さんを診て医師としての原点は総合診療なのだなと実感しました。

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      患者さんの人生に寄り添える医師になることです。ただ病気を診断し治すだけなら機械ができるようになる時代が来るかもしれません。どんな患者さんに対してもその人の背景を見て、心のコミュニケーションをしっかり取りながら寄り添える医師を目指します。

    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      数日前まで学生だった立場から研修医として働くようになり、はじめは「先生」と呼ばれてもすぐに反応できないほど戸惑いの毎日でした。毎日新しい学びや発見の連続で、その中で自分は研修医として何ができるかを日々考えながら医療に携わりました。総合診療では診断の難しさや鑑別の大切さ、本当にたくさんのことを学ぶことができ、今後の医師人生に大きな影響をもらえたと感じています。

      総合診療科の先生方、2か月間大変お世話になりました。経験値が全くなかった私に対しても、様々な医療スキルを教えていただき、また1人の医師として一緒に診療に携わらせていただいたことにとても感謝しています。医療の話だけではなく、何気ない日々の会話もとても楽しかった2か月でした。またこれからもご指導のほどよろしくお願い致します!

2020年度

  • A先生(2021年2月~2021年3月)

    • A先生

      • 出身大学
        福岡大学
      • 卒後年数
        1年目(2020年卒業)
    • 研修期間

      2021年2月~2021年3月

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      〈医学知識と問題対応能力〉
      『適切に問診・身体診察を行い、最適な鑑別診断と初期対応を行う』
      〈コミュニケーション能力〉
      『要点を得たプレゼンを行い、上級医にコンサルトを行うことができる』

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      基本的な問診、身体診察等。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      外来診療を一人で行うこと。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      様々な科のスペシャリストの先生方が手厚く些細な疑問から患者とのコミュニケーションに関することまで丁寧に教えてくださいました。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      不定愁訴の中に本物の病気が隠れていることがあるため、思い込みで問診を進めないことです。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      基本的な診察、医師としての振る舞いです。

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      今後の診療業務や患者さんへの対応に役立てていきたいです。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      どのような資料で調べ、診療方針を決めていくか。

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      患者さんへの説明や症例報告において全ての情報を伝える必要はなく、その情報の取捨選択が大事だということです

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      とても親しみやすく、優しい先生方ばかりでした。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      病気を診ずに病人を診ることを心掛けてください。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      診断がつかず、苦しむ患者さんの最後の砦。

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      患者さんの苦しみに共感し、苦痛を取り除いてあげること。

    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      どの先生方も本当に親身に指導してくださり、わからないことは気軽に質問するができました。手厚いご指導感謝しております。ありがとうございました。

  • K.K.先生(2021年1月~2月)

    • K.K.先生

      • 出身大学
        大阪市立大学
      • 卒後年数
        1年目(2020年卒業)
    • 研修期間

      2021年1月~2月

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      症例提示の際、的確に情報伝達できること。

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      外来、特に初診での診断過程を学ぶため。
      2次救急での研修ができるため。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      鑑別疾患が挙げられるかが心配だった。そのため、診断学の本を読んで事前に勉強した。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      毎日午前は外来、午後は病棟や発表に向けての準備を行った。

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      診療や身体所見を繰り返すことで流れや考え方を覚えることができた。
      第一印象から診断をできることもあるが、診断が異なることもあり、鑑別を多く持つことが大切だと感じた。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      多くの疾患や患者さんに対応することで、様々な見方を学ぶことができた。

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      知らないこと、わからないことができた場合調べることで、知識が増え、見え方も変えることができることを学んだ。学ぶ意欲を役立てたいと思う。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      疾患のことや症例発表に関するスライドの作り方

    • 教員(スタッフ)から指導されたことで、印象に残っていることは何ですか?

      「答えは一つじゃない、患者の数だけ答えがある」ということ。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      どんな質問や相談にも時間をかけて対応してもらえる。
      医局に自分の机をもらえることで、より相談しやすい環境であった。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      事前に鑑別を挙げることができると、必要な身体所見や検査など理解が深まる。
      できるチャンスや見るチャンスがあるなら、積極的に挑戦する。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      外来や病棟などの臨床だけでなく、学会発表など学術的なことなど、医師としての基礎を幅広く学べる科。
      また、医療のことだけでなく、人と接するうえで大切なことを学べる科。

    • 医師を目指すあなたの志は何ですか?

      日々学びながら、そばに寄り添える医師を志したいと思う。

    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      総合診療科での実習は、研修医としてだけでなく医師として将来にとても有意義である2か月間でありました。学んだことが2つあります。1つ目は学び続けることの大切さ、2つ目は人と接し向き合うことの大切さです。
      1つ目については、日々様々な主訴に対して鑑別や必要な身体所見・検査をあげる臨床的な側面と毎日のプレゼンや学会発表など学術的な側面がありました。臨床面では、研修医だから上級医のフォローをするのではなく、自分で考え、検査や治療を選択する機会をいただき、大変勉強になりました。学術面では、発表テーマに沿った論文の引き方やスライド作成の方法など手厚く時間をかけて教えていただきました。また人前での発表機会を繰り返すことで、その時の重要なポイントや上級医の目線を学び取ることができ、大変勉強になりました。
      2つ目については、医療という側面からでなく、まず人として大切なことを学ぶことができました。人の目をみて、傾聴する。病棟の入院患者さんだけでなく、短い初診の中においても、人と人との出会いであり、それぞれの背景をふまえ、その人にとって何が一番良いのかを考え行動することの大切さを学びました。
      最後に、総合診療科での研修の中で一番印象に残り感謝していることは、首藤先生をはじめ先生方全員がとても親身に、どんな時でも相談に乗り指導してくださったことです。勉強だけでなく、突然の手技指導をお願いしても快諾してくださり大変感謝しています。
      医師として、人として多くを学んだ2か月間だと思います。
      2か月間ありがとうございました。

  • 中原康輔先生(2020年9月~10月)

    • 中原康輔先生

      • 出身大学
        大阪市立大学
      • 卒後年数
        1年目(2020年卒業)
    • 研修期間

      2020年9月~10月

    研修の内容について
    • 今回の研修で与えられた課題を教えて下さい。

      自分なりのアセスメントおよびプランを考え、プレゼンすること

    • この研修で何を学びたいと思って参加しましたか?

      総合医学的な観点だけでなく、プレゼンテーションの能力や、社会人としてのマナーなどを学習できる。
      個人的には5回生でのポリクリの際、実際に患者さんを予診できたことはよく覚えており、外来での業務をできるのは良い点だと考えて総合診療科を選びました。

    • 研修に先立ち、心がけたことや心配だったことはありますか?

      鑑別疾患が挙げられるかが心配だった。そのため、診断学の本を読んで事前に勉強した。

    • 研修は、どの様に進みましたか?

      総合診療科で今まで研修した研修医たちの経験談が少なかったこと

    • 研修の間に気付いたこと、感じたこと、苦労したこと、戸惑ったこと、工夫したことは何ですか?

      一つの疾患を診断し、治療するために、大量の文献を参照したり、多くのガイドラインをどれくらい参考にする必要があるのかということに気づき、実際のところ苦労しました。

    • 今回の研修で得られたものは何ですか?

      疾患に関する知識や地域連携、紹介状の書き方、患者さんとの接し方など様々なこと

    • 今回の研修で得たものを、どの様に役立てたいですか?または役立つと思いますか?

      どの科に行ったとしても、基本的なこと、共通していることなので、自分にとっては現在でも役に立っています。

    教員(スタッフ)について 教えて下さい。
    • 研修の期間中、教員(スタッフ)には、どのような事を質問・相談しましたか?

      個人的な相談を・・・。

    • 当科の医局の雰囲気はいかがでしたか?

      とても暖かい感じでした。研修医用の机が医局内に用意されており、(med-wirelessよりも十分強固なwifiあり)論文など調べものをするのに適した環境です。

    まとめ
    • 次にこの研修を受ける人へのアドバイス(準備・心構え・挑戦して欲しいこと、他)は、ありますか?

      最初は他の科の研修と色合いが全く異なるので戸惑うかもしれません。ですが、慣れれば非常に学習しやすい環境であることが分かると思います。是非研修1年目からでも自分の口から患者さんにご説明したり、治療法の相談に乗ってみてください。

    • あなたにとって総合診療科とは?

      総合診療科として受診してくる患者さんは疾患そのものが不明なことが多く、非常に多くの観点を持つことが重要になる科だと思いました。(だからといって初めから多くを下調べしてくる必要はなく、総合診療科の研修中(9時-5時)に勉強できました。)




    研修を振り返って
    • 研修を振り返って

      研修自体は全然ハードではありません。超過勤務が激しいこともなく、一つの疾患に集中することができます。循環器や整形、消化器、膠原病など様々な分野の先生が集まっており、自分がどの科に進むか迷っているなら、いろいろな先生に聞くことができるのでいい機会となるかもしれません。また、ポリクリの学生に多く接します。研修医1年目だったとしても、先輩として学生に教える立場となります。『後輩が先輩を先輩にする』ので、自分の勉強にも役立ちました。

      総合診療科は論文を書いてみたい、学会で発表してみたい、という人にもおすすめです。研修医を終え、どの医局に進むとしても論文を書くのは必要なことですが、3年目以降の忙しい状況で、一から論文の書き方調べ方を勉強するのは大変かと思います。最初は敷居が高く、自分にとっては縁がないような世界に感じるかもしれませんが、実際にやってみるきっかけとして総合診療科の研修はぴったりかと思います。