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2025年8月19日
- NEWS
- 講演会・セミナー
2025年度第2回人工光合成研究センター講演会のお知らせ
- 講演タイトル
「Natural and Biomimetic Light-Harvesting Nanotubes in the Light of Single-Molecule Spectroscopy. (単一粒子分光法で解明する天然および生体模倣光集光ナノチューブの構造と機能)」 - 講演者:Jürgen Köhler教授 (ドイツ バイロイト大学)
- 日 時:2024年8月26日(火)16:00-17:00
- 場 所:大阪公立大学 杉本キャンパス 学術情報センター 1F文化交流室
(メンテナンス期間のため正面玄関は閉まっていますが、工学部側の通用口からご入館ください。) - 参加方法:事前申込不要、参加費無料。現地に直接お越しください。
- 後 援:触媒科学計測共同研究拠点
触媒学会二酸化炭素変換触媒研究会
触媒学会生体関連触媒研究会
CNコアリション推進室・イノベーションワーキンググループ
光合成光捕集系における単粒子分光計測の第一人者であるJurgen Kohler教授の講演会を企画しました。今回は特別に化学者に向けてわかりやすくお話し頂けるとのことですので、皆様ぜひご参集ください。
世話人:藤井 律子(人工光合成研究センター/理学部化学科(兼担))
連絡先:ritsuko[at]omu.ac.jp([at]を@に変えてください)/内線3624
講演概要
光合成アンテナはどのようにして太陽光を効率的に利用するのでしょうか?クロロソームは緑色硫黄細菌の光捕集系であり、多数のバクテリオクロロフィル分子(BChl)から構成されています。ここで個々のクロロソームにおけるBChl数や会合構造の不均一性が、効率的な集光機能をもたらすと考えられています。単粒子分光法は、アンサンブル平均スペクトルでは観察できない個々の分子の特異的かつ特徴的なスペクトル特性を検出できるため、この課題へのアプローチに特に適しています。
本講演では、天然クロロソームと生体模倣光捕集ナノチューブを例に、上記のトピックについて議論します。
(参考文献: Jansen et al., Chem. Phys. Rev. 5 (2024), 041305)