柚子にゃん先生の研究紹介 3

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Mr.Y他にも研究をしているので、紹介しますね。
ミッケくん、アミロイドって聞いたことありますか?




Mikke2-troubleごめんなさい、聞いたことないです。




Mr.Y2アミロイドは、タンパク質が変化したものです。
変化したタンパク質は元には戻りません。水にも溶けません。
体の中にアミロイドがたくさん溜まると、病気の原因になってしまいます。



Mikke1-troubleなんだか怖いですね。




Mr.Yだからこそ詳しく研究することが大事なのです。




Mr.Y.glassesさて、ここからは実際にアミロイドを作ってみようのコーナー、
『アミロイドクッキング』のお時間です。



Mikke1-glasses-laugh2保護メガネをかけて準備万端です!




Mr.Y.glasses2ではまず、タンパク質の入った水溶液を用意します。
光ピンセット装置のスイッチをオンにして、タンパク質を一箇所に集めます。


protein-1













Mikke2-glassesどんどん集まって、ひとつの塊になっていきますね。




Mr.Y.glasses2これはタンパク質が集合した状態です。
光ピンセットをオフにすると、このようにバラバラのタンパク質に戻っていきます。


protein-2












Mikke1-glasses元に戻るので、まだアミロイドじゃないですね。




Mr.Y.glasses2その通り!
では、部分的に構造が変化したタンパク質で、同じことをしてみましょう。


amyloids-1













Mikke1-glasses-laugh2集合体がどんどん大きくなっていきます。




Mr.Y.glassesはい、アミロイドの完成です。
もう光ピンセットをオフにしても、元のタンパク質に戻ることはありません。


amyloids-2












Mikke2光を照射するだけで、アミロイドになっちゃうんですね。




Mr.Y2他にも、熱したり、塩やお酒やお酢を加えたりしても、アミロイドになりますよ。




Mikke2-laugh1本当にお料理みたいですね。




Mr.Yでも、詳しい仕組みまでは解明できていないんですよ

解明できるよう、研究を頑張っています。



Mikke1-laugh2ぼくもお手伝いします!

柚子にゃん先生のメモ帳

Mr.Yアミロイドが体の器官に多く蓄積されると、パーキンソン病や

アルツハイマー型認知症などの神経変性疾患の原因になると言われています。

いろいろなタンパク質のアミロイドを研究することによって、

病気の予防や治療などに応用できるかもしれません。




(C) 2020 M. Yoshioka


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