在学生の声
在学生の声
工学部に在籍する学生たちの声をお届け。
大学での学びから日常のことまで、さまざまな角度で語ってもらいました。
未来の先輩との共通点が見つかるかもしれません。
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人工衛星を開発する団体で活動。工学女子のロールモデルになりたい。航空宇宙工学科行光 実桜さん
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洋上風力発電の安定性を測るためにグループで実験に取り組む。海洋システム工学科石本 桃雅さん
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メカの理論と実践も卓球の練習と試合も、全力で。機械工学科岡本 侑磨さん
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夢は、ホテルや旅館の設計。ワクワクする空間を創造したい。建築学科島田 みのりさん
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専門知識・課題解決力・英語力で途上国の都市開発に貢献したい。都市学科上中 佑真さん
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来たるべき「量子情報社会」のスペシャリストをめざして。電子物理工学科垣尾 宗さん
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「組み合わせ・連携・仕組み化」。スマート化をめざして学ぶ毎日です。情報工学科大井 智弘さん
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未来に不可欠な技術を学びたくて理系への苦手意識を克服。電気電子システム工学科嶋田 朋拓さん
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全固体電池とドラッグデリバリーシステム。どちらを研究するか思案中。応用化学科須志原 治輝さん
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ケミカルエンジニアをめざし着実に化学工学を学んでいきたい。化学工学科佐々木 陸翔さん
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多角的な視点を育むために他学科生と学ぶサークルを結成。マテリアル工学科澁谷 樹里杏さん
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幅広く学べて、先生に相談しやすい。だから、めざす未来像が定まりました。化学バイオ工学科澤 春那さん
ENGINEERING
大阪府・常翔学園高校 出身
人工衛星を開発する団体で活動。
工学女子のロールモデルになりたい。
高校在学時にモデルロケット打上げの全国大会に出場。これをきっかけにロケットや人工衛星に興味を持ち、関西圏で航空宇宙工学を学べる数少ない本学を志望しました。周囲は努力家の学生が多く、航空宇宙分野で活躍する方々のお話を伺う機会も多いので、自分が成長できる環境が整っています。学業以外にも、人工衛星やロケットを開発する学生団体「SSSRC」に所属しており、授業だけでは体験することが出来ない開発の楽しさ、難しさを実感する日々に充実感を感じています。工学部は女子学生が少なく、航空宇宙工学課程も女子学生の割合は1割程度。この要因は、女子のロールモデルが少ないために、将来イメージが持ちにくいことではないかと考えています。私は、下の世代の女性が先入観で選択肢を狭めてしまわないように、自らがロールモデルとなり、アルバイト先の塾などで工学部の学びを紹介することを心がけています。そのためにも、常に真剣に勉学に励んでいます。
ENGINEERING
京都教育大学附属高校 出身
洋上風力発電の安定性を測るために
グループで実験に取り組む。
数学や力学に興味がある私にとって、本学は理想的な大学です。産学連携プロジェクトやインターンシップを経験しながら、数学や物理の基礎と応用を学べるからです。実際に、高校まではただの数式と考えていたものが示す意味を本学で知り、物理を数学と捉えられるようになりました。在籍する海洋課程は日本で数少ない船舶海洋工学を学べる課程です。グループワークの機会も年に数回あり、学科生や先輩学生との交流が他学科より多いことが魅力だと感じています。今、興味を持っているのは洋上風力発電。3年次前期のグループワークでは、洋上風車の安定性を測る実験を行いました。持続的な発電方法が求められる社会にとって重要な研究だと感じています。将来は、人々の生活の場面に当り前に存在するものを設計・開発し、社会に貢献したいと思っています。
ENGINEERING
兵庫県立姫路西高校 出身
メカの理論と実践も
卓球の練習と試合も、全力で。
本学の機械工学科は少人数なので、同学科の学生と仲良くなりやすく、実習の機会が豊富な点が魅力です。1年次のエンジニアリングデザインでは紙製ヘリコプターの滞空時間延長をめざすための設計を、2年次には機械を分解して図面の作成を、現在は引張試験機の設計と製作に挑戦。いずれも機械好きの好奇心をくすぐるカリキュラムで、学ぶモチベーションを上げてくれます。高田教授の取り組む橋の調査ロボットに興味を持っていて、技術者の人手不足を解消する素晴らしい研究だと感じています。大学院ではこうした研究に取り組み、機械系のグローバルなメーカーで働くことが私の目標です。また、卓球部に所属し週3回は練習に汗を流しています。週末には他大学との定期戦や一般の方も出場するオープン戦にも参加。学問と部活を両立させて、大学生活を思う存分満喫したいです。
BUILDING ENGINEERING
兵庫県立神戸高校 出身
夢は、ホテルや旅館の設計。
ワクワクする空間を創造したい。
今興味を持っている分野は建築計画・デザインです。建築計画研究室のプロジェクトに参加し、不登校の子どもたちの居場所をリノベーション。ワークショップを通じて交流を深め、その場所を使う人と対話しながら施工する楽しさと難しさを実感できました。そして、少しずつ知識を身につけ、設計課題などの実践に取り組んでいくほどに、街の風景がこれまでと違って見えるように。工法やデザインについて論理的に考えながら建築物を観察する習慣がつきました。積極的に海外旅行に出かけ、建築物からその国独自の特色を観察するのも楽しみのひとつです。また、旅先をホテルから決めるほど宿が好きで、将来の夢はホテル・旅館の設計に携わること。非日常空間を創出するには、空間内部はもちろん、外観・パブリックスペース・立地などにもこだわって設計する必要があります。建築計画やデザインをより深く学び、ワクワクするような空間を作りたいです。
ENGINEERING
大阪府立三国丘高校 出身
専門知識・課題解決力・英語力で
途上国の都市開発に貢献したい。
都市計画・都市開発を専門的に学ぶために本学を志望しました。環境に配慮した都市空間、水上都市、スマートシティなど、都市と経済・環境・人間活動の関連性について特に興味を持っています。知識が身につくと、建造物の配置・配色、空間での利用者の行動などを意識して都市風景を見るようになりました。将来は途上国の国際都市計画を手がける仕事に就きたいと思っています。そのためには世界各国の都市計画について理解を深めることが目下の課題です。専門の授業に加え、副専攻のソーシャルイノベーターコースを履修し、さらに英語コミュニケーション能力の向上にも努めています。学業以外で打ち込んでいることは野球部でのクラブ活動です。選手やチームの分析を行い、練習内容や試合戦略を皆で話し合っています。リーグ戦を勝ち抜き全国大会に出場することが目標です。
ELECTRONICS
京都府・洛南高校 出身
来たるべき「量子情報社会」の
スペシャリストをめざして。
大学での物理学は、高校時代に抱いていたキラキラしたイメージとは良い意味で異なっていました。一瞬のひらめきから新しい発見が生まれるというわけではなく、数学的な手続きや物理的な制約によって、原理に則って地道に導かれるものだと実感しています。そのプロセスで、新たな知識や考え方を獲得する喜び、構造を理解する楽しみに加え、私たちが生きる世界に関する驚くべき結論と出会う素晴らしい感覚も知ることができました。現在、量子コンピュータとそれを含む量子力学に興味があり、量子物理学研究室に所属して学びを深めたいと思っています。そう遠くない未来に、国を挙げて量子情報技術を推進する時代がやってくると予想しています。その時に、スペシャリストとして活躍できる人間になることが私の目標。電子物理工学科で数学的・物理的な学問を究めることと併行して、情報技術に関しても少しずつ学び、将来に備えているところです。
SCIENCE
京都府・洛星高校 出身
「組み合わせ・連携・仕組み化」。
スマート化をめざして学ぶ毎日です。
小学生の頃からプログラミングをしていましたが、当時はプログラミング仲間が少なく、相談する相手がいないのが悩みでした。本学情報工学科には、ハイレベルなスキルを持つ仲間が多いので、中学や高校で私と同じ様な悩みを持つ人には最高の環境だと思います。最も興味を持っているのは、森之宮キャンパスのスマートユニバーシティ構想です。学生・地域住民・企業が一体となり、未来社会の課題解決につながる新たな価値創造をめざしており、私自身も多様な技術を「組み合わせ・連携・仕組み化」するためのシステム開発に取り組みたいと思っています。また、アルバイトとして学内の情報システムの部署に勤務しています。前任者のいない初の取り組みですが、友人たちからの「便利になったね」の言葉が何よりも嬉しいです。部活動もプログラミングやシステム運用を行うもので、大好きな情報工学にどっぷり浸れる充実した日々を送っています。
ELECTRONIC SYSTEMS ENGINEERING
奈良県・東大寺学園高校 出身
未来に不可欠な技術を学びたくて
理系への苦手意識を克服。
理系は得意ではなかったのですが、未来社会に不可欠な電気電子システムを専門的に学びたいと入学。特に興味があるのは、制御システムと電力システムです。制御システムは、機械工学や航空工学ではない視点から、自動車や飛行機などのものづくりに参加できる分野だから。そして、電力システムは、日本が直面するエネルギー問題を見つめ直すための足がかりとなる分野だからです。高校時代の理論的な考え方とは違った実用的な考え方・解き方を知ることで、理系への苦手意識はなくなりました。私は環境問題にも関心を持っていて、キャンパスの環境調査や保全活動をするサークルに所属。また、長期休暇にはクワガタ採集のために離島旅行に行くのですが、旅先でも生息環境の破壊など、環境問題について考えさせられることがあります。将来は電気主任技術者の資格を取得し、エンジニアリングで環境問題も含めた課題解決に貢献したいと思っています。
CHEMISTRY
奈良県・東大寺学園高校 出身
全固体電池とドラッグデリバリーシステム。
どちらを研究するか思案中。
本学には、最先端研究で活躍する先生方に何でも質問できる環境があります。高校在学中は、化学はどちらかといえば苦手な科目でしたが、本学で先生や先輩の指導を受け、専門的な基礎実験に取り組むうちに、化学を面白いと感じるようになりました。反応や式の仕組みを深く理解できるようになったからだと思います。また、計画を立ててやり残しを作らず行動できるようになりました。今、興味のある対象は大きく2つあります。ひとつは、CO2削減に期待が集まる電気自動車の全固体電池に関する研究。もうひとつは、薬品を体内の目的地へ運ぶドラッグデリバリーシステムです。後者は、創薬科学副専攻を受講することで関心を持ちました。そろそろどの分野に進むかを決める時期なので、培ったスケジュール管理能力を活かし、次の長期休暇は化学系の雑誌を集中的に読み、積極的に研究室を訪問しようと考えています。
ENGINEERING
大阪府立大手前高校 出身
ケミカルエンジニアをめざし
着実に化学工学を学んでいきたい。
もともと化学に興味があり、化学工学という学問分野を学べる本学工学部を志望しました。1年次では数学・化学・物理学などの基礎を学び、2年次から本格的に化学工学を学びます。3年次では実験を通して、参考書に書かれた理想的なモデルと現実系との違いについて理解を深めることができ、工場の一部を切り取ったような大がかりな実験装置を使う経験もできました。学ぶうちに、ある科目で学んだ式が別の専門科目でも登場するなど、科目同士の繋がりが見えてきて、化学工学の役割も理解できるようになりました。今、興味を持っているのはナノ・バイオ・化学の3つの研究領域が融合したナノ化学システム工学グループの研究です。この研究室で学び、化学工学に対する理解を深め応用できるようになりたいです。そして社会の役に立つケミカルエンジニアになることが私の目標です。
SCIENCE
兵庫県立国際高校 出身
多角的な視点を育むために
他学科生と学ぶサークルを結成。
マテリアル工学に興味を持ったのは、父の仕事の関係で、幼い頃から材料についてよく話を聞いていたからです。出身の神戸から近いこともあって本学を志望しました。ミクロ・マクロの視点から材料の評価ができるのが魅力で、セラミックス・ナノ材料・物性に興味があります。また、材料の防食に関する分野は、父の仕事に活かせる知見を得られそうで強い関心を持っています。さらに、違う学科や課程の人と学びたいと考え、1年次に友人とサークルを立ち上げました。意見交換や考え方のシェアを通じて、多角的な視点を身につけることができたと実感しています。学ぶことだけでなく、ボルダリングに挑戦したり、塾講師のアルバイトをしたりなど、学生である今しかできないことを楽しんでいます。将来は、本課程で網羅的に学んだ知識をアウトプットできる社会人になりたいです。
BIOENGINEERING
奈良県立奈良高校 出身
幅広く学べて、先生に相談しやすい。
だから、めざす未来像が定まりました。
化学バイオ工学科の魅力は、生物だけ、化学だけという様に学ぶ範囲を最初から絞り込まずに併行して学べる点です。さらに各学期始めには先生との個人面談があり、学問・進路・生活などあらゆることを相談できるのも他学科にはない良いしくみだと思います。こうした環境で学ぶ中で、創薬や生物の生体構造を活かした機能性食品開発など、将来は化学物質を薬品・化粧品・食品などの製品に利用する過程に関わりたいという目標ができました。目標達成に向け、学部学科の枠を超えた創薬科学副専攻を履修中。その一環として理学部の研究室でタンパク質阻害剤を設計する機会にも恵まれました。大学生らしく旅行やアルバイトも楽しんでいて、夏期休暇には友達と台湾旅行へ。アルバイトでは塾のチューターを務めており、生徒とともに問題を解決することにやりがいを感じています。