大学院_専攻一覧

工学研究科航空宇宙海洋系専攻

航空宇宙海洋系専攻は、航空機や宇宙航行体ならびに船舶や海中航行体等、人類のフロンティアにおける近未来の人工システムの考案、設計、開発、製造、運用や創造に貢献します。さらに、地球全体を俯瞰的に捉えることにより、豊かな自然を保全しつつ、エネルギー・資源の持続的な開発を可能とするフロンティアの新たな利用をめざします。航空宇宙工学分野および海洋システム工学分野の基盤的技術の有機的な連携により、全地球的な視野から人類の持続可能な発展と地球環境の保全との調和をめざす先端的総合工学分野を開拓し、未来を担い国際的に活躍し得る技術者・研究者を養成します。

航空宇宙工学分野 海洋システム工学分野

工学研究科機械系専攻

機械工学は、「機械」という範疇に含まれる「もの」を対象として、「ものづくり」のための学理の構築と「もの」の創成・開発・設計・生産・運用を目的とした、工学の基盤分野です。機械系専攻では、機械工学を中心とした幅広い学理、専門知識、論理性、創造性と、豊かな人間性、倫理観を持たせることにより、機械工学を含む幅広い分野における重要課題を、材料からシステム、環境、エネルギーまで、原子・分子レベルのナノ・マイクロスケールから社会のマクロスケールまで、多角的、俯瞰的な視点で認識・考察して、人にも環境にも優しい持続可能な社会の構築に向け、先導的にその克服・解決を発想し実践する技術者・研究者を養成します。

機械工学分野

工学研究科都市系専攻

「持続可能な成熟都市」を実現するためには、自然科学・工学にとどまらず、人文・社会科学に至るまで、幅広い領域の知識・技能を統合する必要があります。都市系専攻では、地域・社会が抱える課題に関連する研究を進展させ、最新の研究成果を教育に反映させることにより、都市に関する問題解決のために主体的に行動できる、あるいは指導的な役割を果たすことのできる人材を養成します。教育カリキュラムとして、計画系、環境系、構造系科目などの講義科目と、技術力、実践力、応用力などを養う演習科目を提供し、指導教員が指導する特定の専門分野に関する特別演習を通じて、主体的に行動できる技術者・研究者を養成します。

都市学分野 建築学分野

工学研究科電子物理系専攻

電子物理工学はエレクトロニクスを支える幅広い学問領域です。この電子物理工学によって実現される技術として、電子の電荷としての性質を利用するもの、電子のエネルギー的遷移によって生じる光を利用するもの、電子のスピンを起源とする磁性を利用するものが含まれます。電子物理工学は電子物性と電子材料に関する学問に大別され、これらは電子物理工学の両輪となっています。また、今後のサステイナブルな社会のためのSociety 5.0の実現のため、新奇なデバイス開発が必要です。本専攻では電子物理工学の研究を強力に推進し、研究成果を社会に還元するとともに、課題設定などの高度な能力を有する人材を養成します。

電子物理工学分野

工学研究科電気電子系専攻

地球環境と調和したサステイナブルな循環型システムやIoT技術を介してサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合したスマートコミュニティー社会の実現には、電気工学、情報通信工学、システム工学を基礎とした電気電子システム工学の知識が不可欠です。本専攻では、電力システム、パワーエレクトロニクス、システム制御技術、情報通信技術、ネットワーク技術、光電子システム、センシング、知能ロボティクスや生産システム設計・管理技術に関する高度な専門知識を持ち、電気電子システム工学領域における課題を自立して探求し、人と環境に優しいスマートコミュニティー社会の創生を担う技術者・研究者を養成します。

電気電子システム
工学分野

工学研究科物質化学生命系専攻

物質化学生命系専攻では、応用化学分野、化学工学分野、マテリアル工学分野、化学バイオ工学分野の4分野の有機的な連携により、物質科学をベースとして、教育・研究を進めます。本専攻では、人類社会の持続的発展をめざし、物理学、化学や生命科学に基づく人と環境に優しい新素材の開発、および有限資源の有効かつ循環的な活用を可能とする新しい物質や製造プロセスに関する科学技術の創造により、地球環境と調和した豊かな社会の構築に貢献する技術者・研究者を養成します。

応用化学分野 化学工学分野 マテリアル工学分野 化学バイオ工学分野

工学研究科量子放射線系専攻

量子放射線工学は放射線や量子ビーム、ナノテクノロジー等の新しい科学や技術をさまざまな分野へ応用する研究分野です。量子放射線の応用は放射線によるがん治療、放射線殺菌、量子デバイス、新材料創成などの展開が期待されています。このような最先端の科学技術を取り扱うためにはミクロな世界の法則を知る量子科学、放射線に関する高度な知識ならびに応用技術に関する幅広い知見の修得が必要です。また科学的な知識に加えて安全のための法令に関する知識も大切です。本専攻では量子放射線の知識と実践的経験を基に豊かな未来社会の実現に貢献できる高い倫理観や責任感、使命感を持った技術者・研究者を養成します。

量子放射線工学分野

情報学研究科(独立研究科)基幹情報学専攻

「生物」「無生物」に関わらず、あらゆるものがインターネットに接続される超高度な情報社会において、人々が健康で豊かな生活を送るためには、未知の課題の根源を把握するに足る情報を生成、収集、伝送、保存する能力、それらの情報を多面的に解析し、そこから知識を獲得する能力、さらには、知識から決定された意志や行動を社会に働きかける仕組みや方法を立案する能力が不可欠です。基幹情報学専攻では、人間の持つ認識や理解などの知的な能力をコンピュータ上で実現するための知識と技能を修得し、システム全体として最適解を求めることができる人材を養成します。

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