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計画領域では、建築物としての物理的特性に加え、人の社会生活や歴史文化といった側面を加味した〈建築〉を計画するための教育・研究を行っています。具体的な分野としては、(1)新築のみならずストック活用や建物の組み立てまでを含む計画分野、(2)建築に関する幅広い与条件を創造的に統合するデザイン分野、(3)建築の評価と定義を更新する建築史分野からなります。本領域は、実際の設計を通した実践的なアプローチに比重を置き、実践と理論とを往還するところに特徴があります。
建築はたくさんの人が交わります。そしてたくさんの出来事が生まれます。モノの時代からコトの時代にと言われる今だからこそ、「建築」というモノを介して生まれるヒトとコトの可能性を見つけたい。私たちはそう考えています。
私たちは、実在する都市をフィールドに調査・分析し、それを建築の意匠へ活かす設計手法の研究を行っています。 展覧会への応募のほか、研究室に依頼された建築物の設計や、建築設計事務所のコンペのメンバーに加わるなど、実際のプロジェクトに携わる機会の多いことが特徴です。
環境領域では、建築空間における人の快適性や省エネルギーの観点から室内外環境制御についての教育・研究を行っています。具体的な分野としては、(1)日照・照明・採光に関わる光環境分野、(2)温度やエネルギーに関わる熱環境分野、(3)騒音や遮音、音響特性に関わる音環境分野、(4)空気質や空気流動に関わる空気環境分野、(5)給排水衛生消火システムや空調・換気を取り扱う建築設備分野に分類され、建築物理の定量的評価と人間の心理・生理的評価の観点から建築を取り扱います。
構造領域では、建築物の様々な構造的な振る舞いを制御するために必要な知識、技術に関する教育・研究を行っています。具体的な教育内容は、(1)建築物の構造解析技術の習得と構造計画の立案能力の開発(構造力学、構造計画)、(2)建築物の構造設計に関する基礎知識の習得と理論的背景の理解(基準荷重、荷重見積り)、(3)建築物の構造材料と施工品質管理に関する基礎知識の習得または、建築物の各種構造と建築構造材料特性に関する基礎知識の習得(建築材料、施工品質)です。
建築物は主に地震や風による力に耐える必要があります。地震による力は建築物の硬さや重さという建築物の中身によって異なるのに対し、風による力は建築物の形、いわば外見に影響をうけます。一方建築物が破壊するのは(地震・風による力)>(建築物の耐力)となった場合であり、耐力の検討も必要です。当研究室ではこうした建築物をめぐる風による力、そして風により破損する建築物やその部材耐力を研究しています。
立体骨組構造・空間構造の力学性状に関する研究を主対象としています。これらの構造は軽量高剛性で材料効率が高い特性を有しており、これらの基礎的な力学性状を研究するとともに、超弾性合金など新材料の適用や独創的な制震技術を駆使し、優れた建築空間を実現するための基盤となる技術の開発に励んでいます。
建築情報学研究室では、幾何学、グラフ理論などの数理に基づいた建築・都市の設計手法、空間評価手法を探求しています。 計算機を使うことで可能になるデザインについて研究を行っています。
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