こんな本どうでしょう

2026年4月 独文教員からのおすすめ本です

評論文・エッセイ・概説書・研究書

 文学

 ・池内紀『ゲーテさんこんばんは』(集英社文庫、2005) 

  文豪ゲーテが身近に感じられるエピソードが満載の良書です。 

 言語

 ・清野智昭『ドイツ語のしくみ《新版》』(白水社、2018) 

  文法用語に頼らずドイツ語のさまざまな「しくみ」を説明したドイツ語の入門書です。

 ・高田博行『ヒトラー演説熱狂の真実』(中公新書、2014) 

  ヒトラーの演説分析。言語学が政治や社会とも密接に関わることを感じられます。

 文化

 ・前田良三『ナチス絵画の謎 逆襲するアカデミズムと「大ドイツ美術展」』(みすず書房、2021) 

  プロパガンダ芸術「四大元素」の絵解きを通じて政治と芸術のかかわりが見えてくる。

 ・原聖『ケルトとは何か』(講談社選書メチエ、2025) 

  ケルト文化は近代の虚構か。言語学からのアプローチ。

 ・粕谷淳司『各国史がわかるシリーズ 歴史が見えるドイツ図鑑』(株式会社エクスナレッジ、2026

  建築家が建築を通して中欧ドイツの複雑な歴史を紐解く。イラスト多数。

 ・山口裕之『映画に学ぶドイツ語』(教育評論社、2023) 

  名作映画のセリフを確認しつつ、ドイツ映画の歴史を知る。未習者でも楽しめます。

 ・カタリーナ・ヘルマン (原著)、木田綾子・野村優子・児玉麻美 (翻訳)『それでも書いた女性たち―ドイツ語圏の作家と思想家―』(同学

  社、2025) 

  これまで見過ごされてきたドイツ語圏の女性作家たちに光を当てた1冊です。

 

文学作品

 ・グリム兄弟(原著)、野村泫(翻訳)『完訳グリム童話集(全7巻)』(ちくま文庫、2006

  ぜひ在学中に読破しましょう! 有名なお話のほかにも興味深い話がたくさんあります。

 ・リオン・フォイヒトヴァンガー(原著)、小栗浩二(翻訳)『トレド風雲録』(晶文社、1991

  レコンキスタの時代の悲恋物語。現代作家フォイヒトヴァンガー渾身の歴史小説。

 ・エーリヒ・ケストナー(原著)、高橋健二(翻訳)『わたしが子どもだったころ』(岩波書店、2013

  子どもを子どもあつかいしない「児童文学」を書く人の子どものころの話。 

 ・多和田葉子『言葉と歩く日記』(岩波書店、2013

  日独2ヶ国語で作品を発表し、どちらでも高い評価を得る作者が描く自らの観察日記。

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