三女神像

受賞情報 Award

2024年1月17日~19日に開催された第52回日本免疫学会学術集会において、病態生理学の大谷直子教授が第10回日本免疫学会女性研究者賞を受賞しました。

 

2024年1月17日~19日に行われた第52回日本免疫学会学術集会において、病態生理学の大谷直子教授が第10回日本免疫学会女性研究者賞を受賞しました。

受賞タイトルは「細胞老化随伴分泌現象関連因子による抗腫瘍免疫抑制機構の解明」です。

研究評価の理由として、大谷教授はこれまで細胞老化の分子基盤の解明に関する研究に従事し、細胞老化および細胞老化随伴分泌現象(SASP)が、がん微小環境において抗腫瘍免疫に対して果たす役割について独自性の高い研究を実施し、新規知見を継続的に発表してきたこと、現在も精力的に研究を継続していることなどが述べられた。

 



 

【先生からのコメント】
このたびは伝統ある日本免疫学会において、第10回日本免疫学会女性研究者賞を受賞させていただき、心より感謝申し上げます。当方は腫瘍生物学が専門でありますが、がん微小環境に存在している老化細胞が分泌する因子が、がん微小環境の抗腫瘍免疫を変化させることを見出し、継続して研究成果を発表して参りました(Nature 2013, Cancer Discovery 2017, Science Immunology 2022)。今後も、SASPの免疫細胞への影響について解析を継続し、有望なバイオマーカーや分子標的を見出すべく、精進して参りたいと思っております。

 

日本免疫学会のHPはこちら
https://www.jsi-men-eki.org/scientist/award/award4/winner/