
受賞情報 Award
病態生理学 大谷 直子 教授が2025年度 高松宮妃癌研究基金学術賞を受賞しました。
病態生理学の大谷 直子 教授が2025年度 高松宮妃癌研究基金学術賞を受賞しました。
高松宮妃癌研究基金学術賞は、がんの領域において特に優れた業績を挙げた学者・研究者であり、日本人が日本で行った研究を対象とし、原則として「基礎」および「臨床」の各領域から1件(合計2件)が選ばれます。
ー 研究業績 ー
がん微小環境における細胞老化随伴分泌現象(SASP)の誘導機構と役割の解明、がん予防・治療への応用
【先生からのコメント】
このたびは、たいへん名誉ある高松宮妃癌研究基金学術賞を賜り、誠に光栄に存じます。私はこれまで、がん微小環境に着目した研究を進めてまいりました。なかでも、細胞老化随伴分泌現象(老化した細胞が周囲の環境に影響を及ぼす物質を分泌する現象)に注目し、それがいかにがんの進展を促進するのか、そのメカニズムの解明に取り組んでまいりました。さらに、腸内細菌関連因子の肝臓への移行が肝微小環境を変化させることを見出し、腸肝軸という臓器連関の重要性を提唱してまいりました。これらの研究成果をご評価いただきましたことを、心より嬉しく存じます。本受賞を励みに、今後もがんのメカニズム解明とがん制御に向け、より一層精進してまいりたいと存じます。
