在学生・修了生の声

在学生コメント

腸内細菌と病気との関わりについて研究しています

医学研究科 臨床医科学専攻 博士課程 久木 優季 さん

日々の診療を続ける中で、現在の医学では分からない事はまだまだ多く、そのうちの一つでも何か明確にできることはないかと思い大学院に進学しました。近年腸内細菌叢の乱れ(dysbiosis)が病気の原因となる事が分かってきています。その中でも現在私は肥満や糖尿病に関連する腸内細菌について研究しています。まだ実験手技など不慣れな部分も多いですが、教室の先生方の厚いご指導の下、研究に励んでおります。

仮想現実を用いた新たなリハビリテーションの可能性についての研究

医学研究科 医科学専攻 修士課程 山崎 慎太郎  さん

これまでのリハビリテーションでは、療法士の経験則に基づいた治療プランの提供を行うことが多く、より客観的で定量的なリハビリテーションの方法を検討したいと考え大学院への進学を決めました。現在は、現実世界では難しい運動課題や運動教示の提供を仮想現実内で行うことで、より効果的な機能改善を図る方法を研究しております。日々の臨床業務と並行して研究を進めることは容易ではありませんが、ご指導いただいている先生方の助言をいただきながら、少しずつ研究が進んでいくことに充実感を感じております。

修了生メッセージ

AIに対する興味をとことん追究する

大阪市立大学大学院 医学研究科 臨床医科学専攻 博士課程修了(2021年3月修了) 植田 大樹 さん

医療への人工知能応用の研究を始めたかったため、大学院に進学しました。本学大学院を選んだ理由は、約1000の病床を有する大阪市立大学医学部附属病院をはじめ多くの関連病院があり、研究のベースとなる症例数が豊富であったこと、大変協力的な放射線診断学・IVR学教室の環境、大阪市内の立地でAIエンジニアとの交流が図りやすかったからです。一方で、現在の研究生活の軸はあくまで臨床です。それは臨床でのclinical questionが研究の種となることがほとんどだからです。臨床をしながら自分の専門医としてのスキルを向上しつつ、その中で芽生えた疑問や不便などを解決するためにAI研究をしています。