教授ご挨拶

教授ご挨拶

私達の小児科教室は1944年(昭和19年)に開講されました。今日に至るまで地域の小児の健康保持のみならず小児科学の発展のためにその一翼を担わせていただき、今日に至っております。
わが国の小児科は新生児から思春期までの子どもを対象とし、代謝疾患、内分泌疾患、アレルギー疾患、血液・悪性腫瘍疾患、循環器疾患、神経疾患、腎疾患、心の問題など広範囲な領域の診療にあたっています。
大学では、診療のみならず教育、研究といった使命もあります。現在、教員8名、常勤医師9名がそれぞれの専門領域で診療、研究、教育に携わっております。 平成19年に山野名誉教授が日本小児神経学会を開催され、平成22年には田中あけみ准教授が日本先天代謝異常学会を、同門の藤田敬之助先生(大阪市立総合医療センター)が日本小児内分泌学会を開催されました。
さらに、同門会員である淀川キリスト教病院の船戸正久先生も平成22年に日本未熟児・新生児学会を開催されました。 前任の新宅治夫特任教授は、平成25年に日本マス・スクリーニング学会、平成27年には日本先天代謝異常学会・アジア先天代謝異常シンポジウムを開催されまました。 このような学会を開催させていただくことは、小児神経、先天代謝異常、小児内分泌、新生児の領域での研究が評価された結果であり、これからも、続けて小児科の各専門領域で頑張ってゆきたいと思っております。
診療・研究のみならず、多くの可能性をもった子ども達の将来のために、また多くの能力を秘めた医学部学生のために、入局された若い小児科医の成長のために、私達の教室がお役に立つ教室でありたいと願って教室を運営させていただております。

大阪公立大学大学院医学研究科発達小児医学(小児科)教授