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2025年9月26日
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韓国晋州市議会海外研修を実施しました
2025年9月22日(月)、杉本キャンパス学術情報総合センター文化交流室にて韓国晋州市議会の海外研修を実施しました。
今回の海外研修は都市科学・防災研究センター(UReC)の野村恭代教授が同市議会の依頼を受けてUReCが受入れ及びコーディネートを行ったものです(海外研修は9月22日~26日の日程で実施され、UReCは22日・23日を担当)。
晋州市議会議員17名及び議会事務局9名の総勢26名が研修に参加しました。
UReC重松孝昌所長による歓迎の挨拶から始まり、議員紹介、市議会議長の挨拶及び記念撮影等を経て、研修のメインである講義(二部構成)へと進みました。
第一部は野村教授による「過疎地域における住民協働」をテーマとする講義で、今夏に北海道津別町で実施した「引きこもり」に関する最新の現地調査の成果が盛り込まれており、研修参加者は興味深く野村教授のお話しを聞いていました。
第二部はUReC生田英輔教授による「最近のまちづくりの動向」をテーマとする講義で、大阪市や神戸市等の事例を紹介しつつ東京一極集中、空き家問題、及び防災等の国・自治体の様々な政策課題への言及があり、研修参加者は生田教授のお話しに真剣に聞き入っていました。
講義終了後に質疑応答を兼ねた意見交換会が行われました。引きこもり、都市部への人口集中、及び防災等は日韓共通の喫緊の政策課題であることもあって、研修終了時刻間際まで活発な質疑応答・意見交換が行われました。
最後に、晋州市とUReCとの間で交流を深めていけるよう今後も情報共有等を行っていくことを確認し、9月22日の研修は終了しました。
翌9月23日(火)、市議団一行は野村教授、生田教授、ジョンミンギュ研究補佐(通訳)の案内で大阪・関西万博の飯田グループ×大阪公立大学共同出展館を視察しました。
UReCとして国外の市議団を受け入れるのは初めての取り組みでしたが、今後も国内外の行政や民間団体、住民団体等と協働することにより、持続可能な都市の実現に向けた実践を積み重ねていく所存です。