先端的都市研究拠点

大阪公立大学都市科学・防災研究センター(UReC)は、「先端的都市研究拠点」という名称で文部科学省より「共同利用・共同研究拠点」としての認定を受けています。

UReCは、都市問題に関する貴重な資料を多数保有し、国際的かつ学際的な都市研究の推進に取り組むとともに、地域に根ざしたコミュニティ防災の展開に尽力しています。

拠点としての主要な取り組みは、以下のとおりです。

①共同研究の推進

都市に焦点をあてた共同研究を公募し、採択された共同研究に対しては、研究費の一部を補助しています。また、採択された共同研究の成果を、ブックレットとして刊行しています。

②若手研究者の育成

都市研究を志す若手研究者を対象に、特別研究員の公募を実施し、採用された者には給与や研究費を支給しています。

③東アジアの諸都市を対象とした国際的共同研究の推進

ソウル、台北、香港、バンコク、ジョグジャカルタ等の東アジアの諸都市の研究機関との共同研究体制を構築し、それらの研究機関と共同で、東アジアの諸都市を対象とした国際的共同研究を推進しています。

公募型共同研究

本共同利用・共同研究拠点は、国内外の大学・研究機関とのネットワークを活かし、都市科学や都市防災に関する学際的研究を推進しています。

その一環として、分野横断的・文理融合的な研究や、地域社会・市民団体との連携に資する研究を対象に、共同研究課題を公募しています。都市研究資源と国際的ネットワークを活用し、実践的かつ先端的な研究を展開します。

公募要領

2025年度「共同利用・共同研究事業」研究課題公募のお知らせ募集期間は終了しました

2025年度採択課題

研究代表者 研究代表者所属 研究テーマ
宮川 卓也 広島修道大学 大規模水害を想定した一時避難場所と長期避難場所の認知と行動選択
-広島市本通商店街における避難場所選択行動を事例に-
過去の公募型共同研究課題一覧(2014~)

先端都市特別研究員(若手)

本共同利用・共同研究拠点の事業の一環として、国際水準の先端的都市研究に取り組む若手研究者の研究活動を支援するため、「先端都市特別研究員(若手)」を採用しています。

募集要項

2025年度前期採用分募集は終了しました。

応募者は、常設の共同研究課題のいずれかに参画することを必須としています。

応募にあたっては、必ず、最新の受入研究プロジェクトをご確認ください。

2025年度採用者

氏名 所属 研究テーマ
KIM Sonia 大阪公立大学都市科学・防災研究センター 釜山における日本語学習を通じた市民交流とその社会的意義
李 書陽 大阪公立大学都市科学・防災研究センター 人口減少時代における都市近郊地域の実態と再生への取り組み―市街化調整区域に着目して
孫 宜燮 一橋大学大学院 社会学研究科博士後期課程 底辺層の居住地域における支援団体の参入と承認の多様な形態―「生活支援の運動性」に着目して
杉田 菜花 大阪市立大学大学院 生活科学研究科博士後期課程 人口減少地域における若年者の地域移動経験と生活困窮リスクの関係性の解明と政策課題の提起

上野 志保 大阪公立大学大学院 文学研究科博士後期課程 都市における子どもの遊び場
過去の先端都市特別研究員(若手)採用者一覧(2022~)