ご挨拶

学長挨拶

大阪公立大学は、2022年4月、大阪市立大学と大阪府立大学が統合し発足しました。地を紡ぎ、未来を育む場所として、異分野を融合・包摂した新たな学問の創造と多様な世界市民の育成を目指しています。

大阪公立大学ダイバーシティ宣言では、3つの理念のうちの1つに「2. 多様性に配慮し、各人が能力を発揮することができるように助け合う」を掲げ、ジェンダー平等、ダイバーシティを推進し、インクルーシブな社会の実現に資する役割を果たすべく取り組んでおります。また、大阪公立大学開学にあたり、今後本学が目指す事項を取りまとめた「大阪公立大学ビジョン 2030 ~ 大阪公立大学の将来構想 ~」では、重要戦略20のうちの1つに「将来を担う若手研究者・女性研究者の育成・支援」を掲げ、女性研究者が能力を十分に発揮できるよう、教育研究環境整備やキャリアアップ支援を行い、女性教員の割合を増やし、それによる社会イノベーションの創出を図れるような多様性ある研究者組織の構築の実現に向け取り組んでいます。

学長

2023年度、選定された令和5年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」では、コンセプトに女性研究者の活躍を「見える化・魅せる化」し、「景色を変える」ことを掲げています。これを実現するためにも、積極的に女性研究者の教授職や執行部などの上位職登用を推進していきます。

本学の優れた人材が、常に新しいことにチャレンジする高い志や進取の気風をもって、性別や人種・国籍などを問わず活躍できるよう、大学全体で人材育成に取り組んで参ります。今後とも、ご支援・ご協力いただきますよう、お願いいたします。

 辰巳砂 昌弘
大阪公立大学 学長

支援室長挨拶

2022年4月1日に誕生した「大阪公立大学女性研究者支援室」は、中百舌鳥、杉本の両キャンパスにそれぞれ女性研究者支援センターを配置し、前身である大阪府立大学および大阪市立大学の女性研究者支援やダイバーシティ推進におけるこれまでの取組を強化しております。

具体的には、男女を問わない研究者のワーク・ライフ・バランス支援はもとより、本学の課題である女性研究者、特に教授などの上位職を増やすため、さまざまな支援を行っています。支援の具体例としては、妊娠・出産・育児・介護支援のための研究支援員派遣制度、研究力向上のためのスキルアップ支援セミナーやRESPECT共同研究助成、さらに未来の女性研究者を育成する理系女子大学院生チームIRISI am a Researcher In Science)の活動支援などです。

2023年度、大阪公立大学は令和5年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」に選定されました。本学が掲げたコンセプトは「研究者が来たい・辞めない・活躍できる大学」、そして女性研究者の「見える化・魅せる化」です。これらの目標を達成するため、女性研究者支援室では、学内外と連携して支援体制の強化を進めています。

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また、支援事業を持続的なものとし、より一層の充実を図るため、大阪公立大学・高専基金(OMU基金)の寄付目的(特定プロジェクト)に「女性研究者支援事業の充実のために」を創設しました。ご寄附は研究者のワーク・ライフ・バランス支援や女性研究者のキャリアアップ支援、理系女子大学院生チームIRISの活動支援等に活用しております。

今後とも、皆様のますますのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

真嶋 由貴惠
大阪公立大学 特命副学長 ・ 女性研究者支援室長
情報学研究科/現代システム科学域 教授