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2023年11月20日

  • IRIS2023

【連携事業】IRISが 「集まれ!理系女子 第15回 女子生徒による科学研究発表交流会―オンサイト全国大会―」に 参加しました

※連携事業とは
IRISメンバーは、大阪公立大学が実施している、他のサイエンス・コミュニケーション関連事業にも、主にティーチングアシスタント(TA)として参加しています

11月12日、東京都立大学南大沢キャンパスで、ノートルダム清心学園主催の「集まれ! 理系女子」の全国大会が開催されました。今回の「集まれ!理系女子」には、過去最多の8名のIRISが参加し、高校生へ自身の科学研究活動内容を、どのように伝えれば、より分かり易くすることができるかを模索しながら挑みました。

プログラム

日時 2023年1112日(日) 10:0017:00
会場 東京都立大学 南大沢キャンパス
プログラム
  1.  開会行事
  2.  女性研究者による講演①

   講師:髙橋 文 氏(東京都立大学 理学部生命科学科 教授)

   演題:生き物の形や性質の進化が起こるしくみ

  1.  ポスター発表①

   発表IRIIS:理学研究科1名、工学研究科2名、農学研究科1

  1.  昼食休憩
  2.  ポスター発表②

   発表IRIS:工学研究科2名、農学研究科2

  1.  女子中高生との交流

 《12グループ》

  ファシリテーター:IRIS8名、東京都立大学学生2名、他校教員2名、

  ノートルダム清心学園高等学校生徒12

  1.  女性研究者による講演②

  講師:高津 飛鳥 氏(東京都立大学 理学部数理科学科 准教授)

  演題:まっすぐな空間と曲がった空間

  1.  講評、閉会行事
主催 ノートルダム清心学園 清心中学校・清心女子高等学校
共催 東京都立大学
後援 岡山県、岡山県教育委員会
IRIS

8名

ポスター発表の様子

図1

 発表タイトル 

  • 物理

「背景重力波偏極モード検出を目指した重力波ラジオメトリ解析の開発」

  • 化学

「塩化物電解質を用いた全固体電池の評価」

「最先端電池の世界―全固体ナトリウム二次電池―」

  • 材料工学

「深共晶溶媒を用いた機械的特性に優れる電析Niの作製」

「短下肢装具ソール材への応用に向けた可撓性を有するCFRPの機械的特性に及ぼす影響因子」

  • 生物

「細胞の骨格構造調節を担うアクチン脱重合因子は、遺伝子発現を制御する」

「ユーグレナのワックスエステル組成制御を目指した研究」

「運動による骨格筋量の増加におけるビタミンAシグナルの関与」

 IRISコメント 

  • 中高生のポスターは中高生ならではの視点でテーマ設定されていたり考察されていたりして、とても参考になりました。

覺 依珠美(理学研究科 博士前期課程2年)

 

  • 自分の研究分野を多くの高校生に知ってもらうことができ、嬉しく思いました。同時に、学生の方にとっても研究機関で実際にどのような研究が行われているのかを知ることができる貴重な機会になったのではないかとも思います。また、学生さんたちも非常に興味深い研究発表をされていて驚きました。

赤井 茉裕(工学研究科 博士前期課程1年)

  • 主に関東の、理系で研究をしている高校生たちと交流しました。私の高校はそういった部活に所属しないと研究らしいことをさせてもらえないので、高校生たちの研究に対する意識の高さに驚くとともに、中高生が研究に触れることも地域格差があるのかな……と感じたことが新たな発見です。

山中 里奈(工学研究科 博士前期課程1年)

  • 東京都立大学でポスター発表をし、沢山の高校生と交流させていただきました。ポスター作成の際には先生方からアドバイスを貰い、自分の研究内容がより高校生に伝わるように心がけました。そのため、当日発表した際に「難しそうって思ってたけどわかった!嬉しい!」と言って貰えて私自身とても嬉しかったです。高校生のみなさんの発表は大学の研究内容より身近な内容が多くとても面白かったです。自分にはない発想がいっぱいあって沢山の刺激を貰いました。貴重な機会をありがとうございました。

片倉 遥香(工学研究科 博士前期課程2年)

  • 実際に学会のような感じで中高生にポスター発表をできて新鮮でした。大学レベルの発表を聞いてみたいと言って、自分の発表ブースに来てくれた中高生もおり、意識の高さに驚きました。理系科目が好きな子ばかりで、将来したい研究がすでに決まっている子もおり、今の気持ちを忘れずに頑張ってほしいとエールを送りました。

本田 このみ(工学研究科 博士前期課程2年)

  • ポスター発表では高校生目線の質問から新たな刺激を受けました。女子中学生・高校生の研究に対する熱量は高く、皆で科学を楽しむ姿勢が嬉しかったです。

松本 朋子(農学研究科 博士後期課程1年)

  • 高校生の皆さんは熱心にポスター発表を聞いてくださり、その理解しようとする姿勢に感激しました。また高校生の皆さんの発表から、興味深い視点で研究を進め、関連する知識についても熟知していることを感じ、それに驚かされました。今回のイベントを通じて、研究活動の奥深さや面白さを知り、将来について考えるきっかけになっていれば幸いです。

永峰 佐久良(農学研究科 博士前期課程2年)

  • 初めてのポスター発表で、説明不足や知識不足を実感しましたが、自分の成長にとっては良い機会でした。高校生の皆様の疑問に答えていく中で、自分の研究について見つめ直すことができました。また、女子高校生が自分の研究について発表している姿を見て、早い段階でポスター発表などの機会があることがとても羨ましく、またレベルの高さに驚きました。理系に進学するか否かに関わらず、科学に関しては興味を持っていてほしいなと思います。

中辻 あいの(農学研究科 博士前期課程1年)

    【「集まれ! 理系女子」とは】

    ノートルダム清心学園は、平成18年度に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けて以来、女性の科学技術分野での活躍を支援できる教育プログラムの開発に取り組んでいます。

    平成21年から、女子生徒の理系分野への進路選択支援と社会の意識改革推進を目指し、JSTSSH交流会支援対象事業として、「集まれ!理系女子 女子生徒による科学研究発表交流会」を開催し、今回で15回目を迎えました。