学士教育プログラム(過去記事)

以下はコア・プロジェクト当時の記事ですが,学士教育プログラムは理学療法士・作業療法士養成の教育課程の中で現在も引き続き開講しています。  


【以下,コア・プロジェクトの記録】


 本事業で実施する「学士教育プログラム」は、講義と実習から構成されます。 本プログラムを受講することによって在宅ケアの対象者の障害像および生活を知り、 在宅リハビリテーションにおける理学療法士・作業療法士の役割を理解することが可能です。
 在宅支援に関わる理学療法士・作業療法士を講師とし、在宅リハビリテーションにおける リスクマネジメント、支援技術および家族介護者の健康支援等について修得した後、 実習を通じて実践的技術の修得と対象者の実像理解を促進します。  

【プログラムの目的】

 本プログラムの目的は、地域包括ケアシステムにおいて求められるニーズに対応できるよう、 在宅ケアの対象者の障害像および生活を知り、在宅リハビリテーションにおける 理学療法士・作業療法士の役割を遂行しうる人材を育成することにあります。

【プログラム】

I.「在宅リハビリテーション論」 3年次生対象・1単位(15時間)・平成27年度開講
    1. 接遇とリスクマネジメント
    2. 拘縮予防と活動の容易さを目指したポジショニング
    3. 呼吸器障害、嚥下障害、胃瘻造設を有する方への支援技術
    4. 家族介護者への健康支援(1)-介助技術の基礎および介助姿勢に関する注意点-
    5. 家族介護者への健康支援(2)-リフトやスライディングシートを用いた移乗介助体験ー
II.「在宅リハビリテーション実習」 4年次生対象・1単位(45時間)・平成28年度開講
    1. 訪問リハビリテーション事業所、訪問看護ステーション、通所施設、就労支援事業所、特別支援学校、在宅型有料老人ホーム等における同行実習の実施

  【既存カリキュラムとの関連性】

 基礎スキル、専門スキルともに、既存のカリキュラムで学ぶ機会はありましたが、 在宅での実践に結び付ける役割として「在宅リハビリテーション論」が新設されました。
 本講義では特に、既存カリキュラムで学ぶ機会が少なかった状態別対応を加え、 在宅を想定した実習室で、対象者をイメージしながら学ぶことができます。 さらに、「在宅リハビリテーション実習」にて在宅での実践を体感することができます。