学部・大学院教育

■ 大学院教育体制

本研究科の講義は、原則として月曜日(午後〜)に開講されています。社会人で入学を検討される方は、少なくとも講義単位を履修する間、職場の理解が必要となります。正規期間での履修が困難な場合は、長期履修制度を活用してください。
研究室の勉強会は、月曜日午前中に行なっています。
詳しくは樋口メールアドレスまで。


 

■ 大学院生紹介
【2026年度】

博士後期課程3年 足立 遥香

 私は急性期病院にて勤務し、博士前期課程より樋口先生のもとで研究に取り組んでおります。現在も毎週月曜日に大学院へ通学し、臨床・研究・家庭生活の両立を目指して日々研鑽を積んでいます。昨年は出産を経験し、子育てと研究活動の両立という新たな課題に向き合いながら、限られた時間の中で研究を継続しています。

 博士前期課程では「糖尿病を合併する高齢心不全患者における二次性サルコペニアと生活機能の関連」をテーマに研究を行い、修士論文としてまとめました。

 現在の博士後期課程では、急性期入院中に疾患が改善したにもかかわらず日常生活動作の自立度が低下する入院関連機能障害(hospitalization-associated disability: HAD)に着目し、機能的回復過程との関連について検討を進めています。これまでに後ろ向き研究の成果をもとにした論文が国際誌で採択され、さらに予測モデルに関する論文投稿への準備を進めています。

 社会人としての臨床業務に加え、育児と研究活動を並行することは容易ではありませんが、指導教員である樋口先生をはじめ、ゼミの先生方や仲間の支えにより、充実した環境の中で研究を継続できていることに感謝しております。

 今後は、得られた研究成果を臨床へ還元するとともに、リハビリテーション分野の発展に寄与できるよう、一層努力してまいります。


博士前期課程3年 辻中 椋

 私は現在、回復期リハビリテーション病棟および通所リハビリテーションで勤務し、病棟、通所リハの管理運営に従事しております。 臨床経験を通して、退院後も住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる環境づくりの重要性を実感してきました。

 博士後期課程では、高齢者の主観的Walkabilityに着目した研究に取り組み、その成果の一部は論文として採択されました。加えて、産学民連携事業にも関わらせていただき、多様な立場の方々と協働しながら研究を進める大変貴重な経験を積ませていただきました。

 今後も樋口先生のご指導のもと、地域環境と健康との関係を明らかにし、実践につながる研究を発展させていきたいと考えております。 


博士後期課程1年 松浦 道子

 私は、現在回復期リハビリテーション病棟のある病院に勤務し、管理業務に従事しています。自院のリハビリテーション部門も、自分自身もレベルアップしたいという思いから、日頃から感じていた高齢者の回復の可能性を追求したいと考え、樋口先生のもとで研究活動に取り組ませて頂いています。 

 博士前期課程では、「85歳以上高齢股関節近位部骨折患者におけるADL改善と身体機能要因の関連性」を分析し、入院時の意欲や入院中の認知機能向上に加えて、入院時の握力や入院中の膝伸展筋力向上といった身体機能が関連する可能性が明らかになりました。この結果を受けて博士後期課程では、より効果的に高齢骨折患者の心身機能向上を図る方法を模索することを目的に、回復期リハビリテーションにおける集団活動プログラムの効果検証に取り組んでいきたいと思います。


博士後期課程1年 井戸田 弦

 私は回復期病棟に勤務する理学療法士(8年目)です。博士前期課程のときも樋口先生のもとで研究活動に取り組み、「大腿骨近位部骨折患者の回復期におけるQOLと受傷前フレイルとの関連」について研究を行いました。現在は、高齢者や有疾患患者の身体活動量に関する研究に取り組んでいます。 

 博士後期課程では、高齢者が主体的となるロボットとの関わりが、身体活動量および主観的幸福感に与える影響について研究を行う予定です。高齢者が主体的に活動することの重要性に着目し、Well-beingの向上につなげていきたいと考えています。

 樋口先生やゼミの皆様からの学びや研究活動を通じて、社会に貢献できるよう努めてまいります。


博士前期課程2年 藤本 恵輔

 私はセーフティーネット系医療を担う病院に勤務する、臨床経験6年目の理学療法士です。現在、パーキンソン病患者の身体活動量と日常生活活動(ADL)との関連について研究を行っています。 

 臨床において、入院中の神経難病患者様の活動量が低下していることを課題に感じたことが、本研究のきっかけとなりました。臨床で生じた疑問をデータに基づいて検証し、リハビリテーションの質向上に貢献したいと考えています。 

 日々の仕事と研究活動の両立は容易ではありませんが、樋口先生やゼミの先輩方のご指導のもと研鑽を積ませて頂いております。今年度は学会発表および論文執筆を通して、研究成果を発信していきます。