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動物生理学研究室

動物たちの野外での生活を念頭においた比較生理学

動物たちはどのように環境を知り,どのように環境に適応しているのか

 生態学的生理学の伝統をもつ当研究グループは、これまで生態学者と対話のできる生理学を目指してきました。現在も、それぞれの対象動物の野外での生活を常に念頭において、生物の多様性に着目しながら生物機能の研究をすると いう比較生理学の立場から研究を進めています。

 昼と夜、あるいは1年の季節の変化に伴い、温度や湿度といった非生物学的環境要因や、餌植物の質的・量的変化や捕食者の出現といっ た生物学的環境要因は変動します。地球上の生物はこの周期的な環境変化を予測し対応しなければ、生き延びて遺伝子を残すことが出来ません。私たちは、動物が環境変動をどのように予測 し、どのように対応しているのかについて、個体、細胞、遺伝子のさまざまなレベルで解析し、その全体像を明らかにしようとしています。

 本研究室は,大阪市立大学・大学院理学研究科・情報生物学研究室の歴史を継承した研究室です.情報生物学研究室の情報はこちらでご覧いただけます.http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/biol/aphys/index.html